heyの仕事で見つけた、マーケティングの難しさとは?
MZ:11月にheyに入社するのを決めたのはなぜなんでしょうか。
山崎:heyは社長の佐藤裕介に相談を受けて、副業で半年前ぐらいからマーケティングの支援をしていました。そしたら楽しくなってしまって気づいたら入社を決めていました(笑)。

MZ:入りたくなるくらい楽しいのは相当ですね(笑)。具体的には、何が楽しかったんですか?
山崎:2つの視点があります。1つはマーケティングとしての難しさを感じた点です。スマートニュース時代は、アプリストアのコンバージョンから行動ログまで、すべてのデータが社内にあったので、それをもとに投資に対するリターンが明確に見えました。
一方、 STORES はネットショップ、キャッシュレス決済、オンライン予約を展開していて、各サービスを必要とする業種や業界が微妙に異なります。また、広告投資をしてから、リード獲得、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスなど、これまでとは全く違う数式が必要になります。
また、認知から導入までのリードタイムも長くなり、一連の体験が複雑です。ただ、社内のメンバーと議論しながら進めていくのが非常におもしろいと感じています。
一番のエンタメは商売である
MZ:もう1つのおもしろさはなんでしょうか。
山崎:もう1つは自分がやるべきこととと密接に関わっているということです。元々音楽などのエンターテインメントが大好きなので、次はその領域のマーケティングに関わりたいと思っていたんです。でもある日、佐藤裕介から「お商売が一番のエンタメである」と言われたんです。
今年は新型コロナウイルスの影響で外出機会が減る一方、おうちで楽しめるエンターテインメントが増えています。お取り寄せグルメを探しているときとかも、すごいワクワクしますよね。実際に STORES でも地域の特産品などを取り扱った加盟店さんも増えています。
このようにネットショップの力を通じて地域の魅力を家で体験できるのは、非常に社会的意義が大きいと思ったんです。お店のキャッシュレス化に対するニーズは今後より高まりますし、実際にお店に行って何かを体験するにも、事前予約が必要になるケースが増えるはずです。その基盤作りすべてに STORES が関われると思いました。
実際に僕の地元でも STORES の活用が進んでいて、名産品を使ったジェラートの提供をネットショップ上で始めたお店を見つけたのですが、オーナーさんのインタビューを読んでるだけで力をもらえたんですよね。東京にいながら地元の食材を食べられるのも本当に幸せで。これを47都道府県で実現できる仕事かと思ったら、とても魅力的に見えたので入社を決めました。