Adobe(以下、アドビ)は、2020年のホリデーシーズン(11月1日~12月31日)の米国におけるオンラインショッピング予測を公表した。アドビの予測によると、米国のホリデーシーズンのオンライン売上高は、前年同期比33%増の過去最高となる1,890億ドルに達する見込みで、1シーズンで2年分の成長に相当するという。
もしも実店舗の閉鎖が必要となり、併せて政府から再度の給付金が支給される状況になれば、消費者はオンラインでさらに110億ドルを消費し、その合計は2,000億ドル(前年同期比47%増)を上回ると指摘した。
なお、この予測は、1兆を超える米国の小売りサイトへの訪問者と、大手小売業者100社のうち80社を対象とした1億SKU(在庫管理単位)を網羅している分析ソリューションAdobe Analyticsのデータから得たものだ。
また、スマートフォンでの購入は、2019年と比較して281億ドル増加し、オンライン売上高全体の42%を占め、前年比55%増となると予測。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で新規顧客の増加は、ホリデーシーズンの買い物客全体の9%を、新規のオンラインショッピング顧客が占めるとした。これにより、コンバージョン率は大幅に上昇(13%増加)するが、平均受注額(AOV)は前年並みに留まる。
【関連記事】
・Contentservとアドビ、Adobe Creative Cloudの新たな統合機能を提供
・アドビ、顧客体験管理のための「Adobe Experience Platform」の国内提供を開始
・外出自粛で最もオンライン購入したのは「生鮮食品以外の食品・飲料」【アドビ調査】
・日本法人アドビ システムズ、「アドビ」へ社名変更
・電通デジタル、アドビやセールスフォースらとデータ連携し「People Driven DMP X」提供