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三井住友カードの中の人に聞く、Twitterアカウント立ち上げから成長までの秘訣

 三井住友カードでは、2018年からTwitterアカウントを立ち上げ、着実にアカウントを成長させてきました。本記事では、同社のアカウント立ち上げの背景から、2つのフェーズに分けて行われたコミュニケーション戦略、運用方針、広告活用などについて中の人である先輩【せ】さんと後輩【こ】さんに聞きました。

SNSはキャッシュレスの良さを気軽に知ってもらうチャネル

MarkeZine編集部(以下、MZ):今回は三井住友カードのTwitter運用の中の人である【せ】さん、【こ】さんにお話を伺います。まず、御社のTwitterアカウントがどのような役割を担っているのか教えてください。

【せ】:Twitterアカウントの運用は、2018年に始めた「Have a good Cashless.」のブランドコミュニケーションがきっかけです。世の中のキャッシュレスへの関心が日に日に高まる中、健全なキャッシュレス社会の実現に向けて、三井住友カードはどのようにお客様と関わっていくのかを考えていました。

先輩の【せ】さん

 マス広告で印象的なクリエイティブと「お金ってなんだろう」というコピーで「現金」への問題提起を行う一方、できる限り多くの人と接点・つながりを持つことが重要だと考え、2018年にTwitterアカウントを立ち上げました。

 そのため、立ち上げ当初はTwitterを良く利用している方や若年層へリーチを拡げる戦略でツイートをしていました。

MZ:アカウント開設初期はどのようなツイートを展開していたのでしょうか。

【せ】:クレジットカードやキャッシュレスなど、三井住友カードに関することはほとんどツイートしていません(笑)。先輩と後輩のパーソナリティや他のアカウントのコラボ企画、時勢に合わせたコンテンツなど、徹底して“ゆるい投稿”です。

 目的はあくまでもリーチを拡げること。金融機関は堅く、生活者から遠いイメージを持たれることが多いため、まずは親しみを持ってもらうことから始め、Twitter上で日常的に当社に触れ、少しずつキャッシュレスへの関心を高めることが重要だと考えていました。

三井住友カード流、エンゲージメントを深める3つのツイート

MZ:次に、アカウントの運用方針についても教えてください。

【こ】:私たちは運用方針を2つのフェーズに分けています。最初のフェーズでは、三井住友カードのTwitterアカウント自体に親しみを持ってもらい、つながることを第一に、ゆるい投稿を中心に発信していました。

 現在は、クレジットカードとアプリをフルリニューアルし、次のフェーズとして、日常のキャッシュレスと言えば「三井住友カード」、と想起・選んでもらうコミュニケーションに取り組んでいます。そのため、現在はリーチよりもエンゲージメント重視です。

MZ:第2フェーズになってからは、どのようなツイートを展開していたのでしょうか。

後輩の【こ】さん

【こ】:大きく3つの方針でツイートを展開しています。1つ目はキャッシュレスの良さを伝えるためのもの。たとえば、コーヒーのサブスクリプションサービスを実際に体験してみるといった、キャッシュレスで体験できるサービスの素晴らしさなどを伝えることで「キャッシュレスっていいかも!」と気付いていただきたいと思っています。

 2つ目は、三井住友カードのプロダクトに関する認知と理解向上です。たとえば、牛丼チェーンのすき家さんのキャンペーン告知を行う際、50%還元の例をとろ~り3種のチーズ牛丼並盛を8杯食べると4杯分が還元される画像で伝えるなど、単に当社のキャンペーンやプロダクトを告知するのではなく、Twitterらしさを活かしてお知らせしています。

【こ】:3つ目は、ブランドに関する情報です。私たちが展開しているテレビCMの情報や社会課題の解決につながる企業活動についてお伝えしています。

【こ】:今までフォロワーの方中心に関係を築いてきたアカウントのパーソナリティを大切にしながら、すべてが「#いいキャッシュレス」につながるように意識し、Twitter上に起きている話題なども拾いつつ私たちならではの情報発信を心がけています。

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この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2021/04/01 10:33 https://markezine.jp/article/detail/34887

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