Twitter上の言及数と売り上げが連動し、目標も達成
MZ:これだけの施策を行ったことにより、どのような成果が得られたのでしょうか。
小西:実際に期間中の目標の売り上げを達成することができました。また、Twitter上の言及数並びにUGCと売り上げを比較しても、施策を行った次の週末に売り上げが上がっており、Twitter上での施策が売り上げに相関していることが明らかになりました。
篠原:元々マーケティング貢献による売り上げ目標がかなり高く設定されていたのですが(笑)、その目標に対して150%以上達成できたので、非常に良かったと捉えています。
MZ:今回の施策で得られた知見や学びはありますか。
小西:とにかくティザー期から立て続けに施策を行っていくことが重要だということが大きな学びです。会話が途切れないよう常に仕掛けを仕込んでいきたいと思います。
篠原:今回の施策では、Twitterでの商品に関する会話量と実際の売り上げの相関が私たちの描いた想定通りに動きました。このプロモーション設計は、今回の「タル鶏天ぶっかけ」だけでなく、他の季節限定メニューやお客様に人気のメニューなどでも活かせると思うので、今回検証した仮説をより確かなものにしていきたいです。
五感×数字で食べる幸せをより多くの人に届ける
MZ:最後に今後の展望を教えてください。
小西:今回、「タル鶏天ぶっかけ」というファンがたくさんいる商品におけるプロモーションの成功パターンを見つけ出すことができました。そのため今後は、通常メニューやセットメニューなどでも成功事例を作り、各商品におけるTwitter活用の知見を蓄積したいと考えています。
篠原:私たちは”データで勝率を高める戦略・戦術”と”五感を感じるコミュニケーション”をテーマにしたマーケティング活動に力を入れています。前者に関しては、これまでの傾向やデータをもとに相関などを導き出し、売り上げにつながる施策を考え実行していくというものです。後者に関しては、瞬時に”おいしそう”と思っていただけるコミュニケーションを展開して、丸亀製麺のうどんを食べに行きたいという行動を促していくことです。
Twitterに関しても、勝率を高めるためにTwitter上でのお客様の会話と売り上げの相関を今後も精度高く検証していきたいですし、よりたくさんの”おいしそう””食べてみたい”のお声が生まれるよう、お客様の五感を刺激するコミュニケーションのきっかけを作り続けていきたいです。