2020年Q4はブランド広告への投資が増加
まず、ジェイク氏はTwitterの現状について明らかにした。Twitterの2020年Q4におけるブランド広告の出稿は2019年同月比で33%増加しており、新型コロナウイルスによる影響をもろともしない成長を見せた。
この結果に対してジェイク氏は「新型コロナウイルスの影響が軽微になって戻っただけでなく、企業のデジタルシフトの流れが強まったことが大きい」と自身の解釈を語った。
また、グローバルにおけるmDAU(収益につながるデイリーアクティブユーザー)も1億8,700万と2019年同期比で29%増加したという。
「国内の具体的な数字は明かせませんが、似たような増加傾向を示しています」(ジェイク氏)
Twitterが行った広告アップデートを一挙紹介
2020年、Twitterといえばフリートなどの新機能が大きな話題を呼んでいたが、広告に関しても大きなアップデートがいくつか行われていた。今回のブリーフィングでは、ジェイク氏が各アップデートに関して紹介した。
まず、トレンド欄に強烈なインパクトを残すことができるプロモトレンドスポットライト。これまでも膨大なリーチをとる広告としてプロモトレンドが活用されてきたが、プロモトレンドスポットライトでは1日1社限定でトレンド欄の上部に動画を掲載することができる。
ジェイク氏はプロモトレンドスポットライトに関して「テキスト1行のプロモトレンドに比べてもより目立つニュースとして見せることができる」と語った。実際に従来のプロモトレンドよりも3倍以上のクリックスルー率をたたき出しているという。現在は映画の新作公開時など、メディアやエンターテインメント業界での活用が多いとのことだが、今後様々な広告主の出稿が増えていきそうだ。
続いてジェイク氏は、カルーセル広告のローンチについて解説。2019年からカルーセル広告がTwitterでも利用できるようになったが、2020年にはビデオウェブサイトカルーセルの提供もスタート。複数枚の画像だけでなく動画を活用した広告配信が可能になった。
また、Twitter利用者に新しい体験を提供した広告メニューがある。それは、Branded Likesだ。同メニューでは「いいね」ボタンにオリジナルのアニメーションを付けることができるもので、ジェイク氏によれば「社内でも注目されている広告商品の1つ」だという。国内では日本マクドナルドがベータテスターのパートナーとして最初に導入した。
この他にも、Amplifyプレロール(旧インストリーム動画広告)のデザイン変更や、予約型広告向けの第三者調査の提供などについてもジェイク氏は紹介し、解説を終えた。