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白メガネ野崎が突撃!次世代のトップランナーに聞く新時代のキャリア形成

支援会社→事業会社→支援会社のステップで執行役員へ!デジタルアイデンティティ木下さんのキャリア形成

 本連載では、広告・マーケティング・IT業界に特化した転職、副業、就活のキャリアコンサルティングを3,000人以上担当してきたホールハート兼ホワイトグラッシーズの野崎大輔(白メガネ)さんが、同領域で活躍中の業界人のこれまで歩んできたキャリアを深掘りし、人生100年時代におけるキャリア設計のヒントを探ります。今回は、リクルートの営業から、支援会社である大手デジタルエージェンシーに転職後、事業会社にてマーケティングを経験し、再び支援会社のデジタルアイデンティティに戻られた木下博史さんのキャリアを振り返ります。

営業力を身に付けるためにリクルートへ

野崎:今回はデジタルアイデンティティにて執行役員を務めている、木下さんのキャリアを振り返ります。改めてご昇進おめでとうございます。木下さんはリクルートで広告営業を経験後、大手デジタルエージェンシーでSEMコンサルタントや新規ソリューションの立ち上げ、金融系メディア企業でのメディアグロースを経て、現在に至っています。

 支援会社から事業会社、そしてまた支援会社に戻るキャリアの流れは、特にミドル層のマーケターに役立つエッセンスがたくさん詰まっているので参考になるでしょう。まずリクルートについてですが、どういった経緯で入社されたのですか?

株式会社デジタルアイデンティティ 執行役員 木下 博史さん
株式会社デジタルアイデンティティ 執行役員 木下 博史さん

木下:元々は人に影響を与えられる仕事がしたいと思い、教員を志望していたんですが、教育実習を経て違うと感じてしまい、急きょ就活をする形になりました。その中で「まずは営業力を付けたい」と思い、ご縁があったのがリクルートでした。

野崎:この企画シリーズは教員志望者が多い気がします(笑)具体的にどんな職務でしたか?

木下:最初は就職ポータルサイトの広告新規営業ですね。1日300件近く経営者や採用担当者に電話をし、広告掲載に関する提案を行っていました。

野崎:私も20代前半に同じくリクルート系でテレアポ経験がありますが、1日300件まではやり込めてないので衝撃です。今現在も営業として新規リード獲得を主務としながらマーケティングキャリア志向の方もいらっしゃるので、そんな方には勇気がでますね。ご参考までに心がけていたことはありますか?

木下:誰よりも朝早く来ることと、誰よりも電話をかけることの2つですね。優秀な営業マンがたくさんいる組織の中で、提案力で差別化するのは難しいと考えていました。そのためまずは行動量で1番になろうと考えていましたね。

行動量の多さを維持する方法とは

野崎:しっかりと意図を持って取り組んでいたのですね。特にローキャリアの方はスキルで差別化させづらい状況なので、スタンスが目立ちます。

 特にリモートでの就業が増えている現在の環境下は、見える化しづらいので工夫が必要です。それが近い将来にチャンスが回ってくる確率UPに直結するでしょう。やはりキャリア面談をしていて優秀だなと思う方は、キャリアの前半にそういう取り組みをちゃんとやってきている傾向があります。木下さんも実際にそれがチャンスや評価につながることもありましたか?

株式会社ホールハート コンサルタント/スペシャリスト 兼 株式会社ホワイトグラッシーズ 代表取締役 野崎大輔(白メガネ)さん
株式会社ホールハート コンサルタント/スペシャリスト 兼
株式会社ホワイトグラッシーズ 代表取締役 野崎大輔(白メガネ)さん

木下:数百人を超える組織でしたが、早く出社することでマネージャーとコミュニケーションを取れる機会は多かったです。また圧倒的な行動量を維持していたので営業出身のマネージャーから可愛がってもらい、チャンスが回ってくることもありました。行動は実を結ぶと感じます。

野崎:それだけの行動量を日々担保するのは相当な精神力がいると思うのですが、どのような工夫をしていたのでしょうか?

木下:とにかくモチベーションを維持するための試行錯誤は常に行っていました。たとえば、自分を叱るのではなく、ほめるようにして自己肯定感を高め、前向きに常に取り組める状況を作ってみるなどですね。

野崎:めちゃポジティブですね(笑)。自分なりに行動量を担保する工夫をしながら、実績も積み順調に見えたところで、第二新卒レイヤーとして大手デジタルエージェンシーへ転職されています。ここでマーケティング領域へ足を踏み入れた意図は何だったのでしょうか?

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/05/26 08:00 https://markezine.jp/article/detail/35435

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