adjust(アジャスト)は、2020年におけるアプリの成長と継続率に注目し最新トレンドを読み解く「モバイルアプリグロースレポート」をリリースした。
本レポートでは、adjust独自の成長スコアを用いてグロースマップを作成し、成長する可能性の高い市場を明らかにした。
急成長カテゴリーNo.1はゲーム
2020年のトップカテゴリーはゲームだった。この成長の背景には、アドネットワークをプラットフォームとして利用するハイパーカジュアルゲームの成長が挙げられた。
中南米とメキシコでゲームアプリが急成長
ラテンアメリカではモバイルのアクセシビリティの向上と都市人口の増加により、ゲームアプリが急激に成長した。ゲームカテゴリーが成長した上位5ヵ国のうち、3ヵ国がラテンアメリカという結果に。トップはアルゼンチン、その次にベトナム、ブラジル、中国、メキシコが続いた。
サブスク型のエンターテイメントアプリも急成長
エンターテインメントカテゴリの中でも、サブスクリプション型のアプリが特に急成長を見せた。Google Playストアの上位225のアプリのうち約80%、およびApp Storeの上位225のアプリのうち約50%はサブスクリプション型のアプリだった。
Eコマースカテゴリーでは韓国とベトナムの市場が急成長
モバイルファーストコマースにおいて最も成長の早い市場は韓国で、次に新興市場であるベトナムが続く結果となった。中国、エジプト、コロンビアでもEコマースの成長が高まっている。
【調査方法】
2019年と2020年にApp StoreとGoogle Playストアでリリースされた25,000のアプリデータを基に、全世界と12のカテゴリーを対象にアプリのパフォーマンスを分析。アプリの成長の度合いを明らかにする「成長スコア」は、adjustのデータセットに含まれるカテゴリー別と国別の月間インストール数の合計を、月間アクティブユーザー数(MAU)で割って算出されている。なお、データはすべてadjustのプラットフォームからのみ取得したものとなる。
【関連記事】
・ビデオリサーチ、「テレビ接触率 全国ペイテレビ調査」データを提供開始 CS/BSペイテレビも対象に
・若年層の流行ランキングトップは「呪術廻戦」!「Ado/うっせぇわ」が急上昇【LINEリサーチ調査】
・BTP、SNS上のPR施策効果を高精度に分析する「反響調査テーラー」を提供開始
・2021年3月度テレビCM放送回数ランキング トップはワイモバイル【ゼータ・ブリッジ調査】
・ルームクリップ、住まいや暮らしの変化を調査・発表する「RoomClip住文化研究所」設立