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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

定期誌『MarkeZine』特集

テレビCM×デジタル広告の良いとこ取り 成長著しいTVerの現状

TVer独自のターゲティングを実現

――御社は2020年11月に広告プロダクトを刷新し、運用型広告「TVer広告」をリリースされましたね。TVer広告ではどのようなアップデートを行ったのでしょうか。

 一番大きく変わったのは、独自のターゲティングを拡張した点です。ユーザーのアンケートをもとにした属性データに加え、コンテンツに関するデータ、そしてDMPを掛け合わせたサードバーティーデータ。これらのデータを活用して、様々なターゲティング配信を実現しました。

 属性に関しては、生年月、性別、郵便番号をユーザーが実登録しているため、非常に高い精度を誇っています。また、このターゲティングはコネクテッドTVでも同様に活用でき、コネクテッドTVでは「ひとりで使う」か「みんなで使う」かを聞いているため、家族と同居しているかどうかも把握できています。

 また、TVerの広告は高い視聴完了率であること、そして嫌悪感・違和感なく広告が受け入れられるのも大きな特徴です。我々の調査では有音完視聴率が84.6%を超えており、ビデオリサーチの調査では、「動画広告を自然に見られる」が47.6%、広告主に信頼感が持てるが35.3%と、無料動画投稿サイトと比べても高い数字を誇っています。

――なぜTVer広告では、嫌悪感や違和感が少なく、視聴者に受け入れられているのでしょうか?

 元々テレビCMが入っていたコンテンツをキャッチアップで配信しているため、コンテンツの切れ目が明確で広告枠が構成しやすく、ユーザーも他のネット上の動画に比べて自然に見られるのだと思います。

――確かに、動画投稿サービスだと急にミッドロール広告が流れてくることもあるので、それと比べると自然に感じるかもしれません。

 ドラマだと1時間近い長尺のコンテンツなので、非常にロイヤリティも高いです。コンテンツ自体も放送局が考査をきちんと行っているので、ブランドセーフティの観点から見ても安全だと言えます。

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地上波連動はもちろん、TVer単体の出稿も増加

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/05/28 09:30 https://markezine.jp/article/detail/36309

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