素直に“好き”をシェアし合える空気感を大事に
MZ:実際に「MERY&」には、どのような女性が参加されているのですか?
木綿:SNSには、自分の“好き”を見つけてうまく表現し、活躍している人がたくさんいます。ですが、そういった方たち以上に「まだ自分の“好き”を見つけきれていない」「もっといろんな“好き”を探して深めていきたい」という方も多いと感じています。「MERY&」には、そんな風に“好き”を通じてなりたい自分に近づきたい、自分をアップデートしていきたいと思っている20代女性が集まっています。
前提としてMERYは、好きなもの、好きなこと、好きな人との出会いは、毎日にときめきを与えてくれる魔法のようなものだと考えています。これまでは、たくさんの記事で多様性のある“好き”を届けてきましたが、これからはよりユーザーの近くで“好き”を見つけて、行動に移していくお手伝いをしていきます。
MZ:企業によるコミュニティ運営はいかに熱量を保てるかがひとつカギになるかと思います。なにか意識されていることはありますか?
木綿:情報のインプットとアウトプットを掛け合わせることで、みんなで成長していきたいと考えています。そのためにも、みんなの“好き”を認め合える空気感づくりは特に大事にしていますね。
「MERY&」にはかなり長いランディングページがあるのですが、ここで「MERY&」の想いやポリシーをしっかりご説明した後、さらにオンラインの説明会にも参加していただきます。SNSのフォロワー数などの厳しい審査基準があるわけではありませんが、結果的に前向きでアクティブな方が集まってくださっています。
望月:こちらが「MERY&」にログインした時の画面です。同じ趣味嗜好を持ったメンバー同士で情報交換をする部活動があったり、「MERY会」という数人でゆるく雑談をする会があったり、今日自分が好きだなとときめいたことをアップする「今日のときめき便」というプチ日記のようなコンテンツがあります。

先ほど、SNSには心理的安全性が低くなってきていると申し上げましたが、Instagramにアップするには勇気がないような写真も「MERY&」でなら安心してあげられるという方がけっこういるんです。自分の“好き”を素直にシェアできる場作りはとても意識しているので、こういった声は嬉しいですね。
木綿:我々にとっても、「MERY&」はユーザーのインサイトを捉えるための重要な場所です。ここで捉えたインサイトはしっかりコンテンツ作りに活かしていきたいと思っています。コミュニティのメンバーと編集部で一緒に共創するような取り組みもやっていきたいですね。
20代女性のハッピーを創出していきたい
MZ:最後にこれから実現していきたいことや目標をお聞かせください。
望月:私は「MERY&」の運営をメインで担当しているので、ここでの活動を通して、みなさんが自分に自信を持てるようになるといいなと思っています。そこまで大きな影響を与えられるかまだわかりませんが、自分の生き方や人生を見つめなおして、みなさんがもっと輝けるきっかけを作りたいと思っているので、そんなポジティブな場所になるよう、よりリッチなコンテンツや運営を考えていきたいです。
木綿:私は企業やブランドさんとのタイアップやクリエイティブ支援など、新しいメディアのマネタイズを自分のミッションとして取り組んでいきたいと思っています。
夢物語のように聞こえてしまうかもしれませんが、20代女性にときめきを与えるようなプロジェクトを企業さんと行い、また世の中にある商品やサービスを女性にとってより心地よいものにしていくことで、みんながハッピーになるような社会を作っていきたいです。