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プロが教える!現役マーケターのためのキャリアデザイン基礎知識

意外と知らない!?マーケターとしてのキャリアデザイン方法-迷ったら最初に考えるべきことは?


 キャリアへの問題意識や課題は、ビジネスを続ける上で切っては切り離せない事柄です。本連載では「マーケターとして、自分はどう歩むべきか?」そんな疑問に向き合うためのヒントを、7年間マーケターに特化した転職支援をしてきた、エンワールド・ジャパンの高橋敏行氏が解説します。1回目はそもそものキャリアの考え方と、転職トレンドをご紹介。

どうすれば、理想のキャリアを歩けるだろうか

 VUCAの時代(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)といわれ将来の予測が困難な中、昨年新型コロナウイルスがパンデミックし、マーケットやビジネスの先行きはさらに不透明になりました。この様な状況下において、今後のキャリアについて不安を覚えている人が多く見られています。

 そこで本連載では、これからの時代、どの様にすれば理想とするキャリアを歩むことができるのか、また、市場価値の高いマーケターとして仕事を選択していくことができるようになるのかについて、小売り・消費財業界で7年間マーケターの転職支援をしてきた知見の中からお話できればと思います。

 現在、自分のキャリアプランやキャリアのゴールを明確に描けている人はどれぐらいいるでしょうか?

 キャリアのゴール設定ができていないと、成長のスピードが遅くなるばかりか、後になって「経験が足りない」「即戦力にならない」「転職回数が多過ぎる」という理由で、思うようなキャリアを歩めなくなってしまうリスクがあります。

 「個の時代の到来」といわれているように、会社に依存する働き方が減り、個人の能力で仕事を獲得する時代が訪れています。個人の能力を伸ばし、市場で価値あるマーケターを目指すために、まずキャリアのゴールを設定しましょう。

 もちろん、一生変わらない確固たる最終目標を設定する必要はありません。社会情勢や消費者のニーズ、新しいテクノロジーの台頭などにより、マーケティングを取り巻く環境は変化し続けています。その変化に合わせ、キャリアゴールは変化していくほうが自然なことだと考えています。

転職は必要条件ではない、キャリアの考え方

 キャリアゴールは、「いつまでに、何を達成したいのか」と合わせて設定します。最終的に達成したい大きなキャリアゴールがある場合、逆算して、どの様なステップを踏めばそのゴールに到達できるのかを考えます。

 例えば、10年後に達成したい目標がある場合、5年後、3年後、1年後、どのような職種に就いて、どのようなスキルを習得しておかなければいけないか、具体的に落とし込みます。数年ごとのマイルストーン(中間目標)を設定し、一つずつクリアしてキャリアアップを目指しましょう。

 ブランドマネージャーをゴールにした場合、まずブランドマネージャーに必要なスキルをリストアップします。市場調査、分析力、マーケティングやコミュニケーションプランの戦略立案、多くのステークホルダーを巻き込んで仕事を進めるための推進力、交渉力、プロジェクトマネジメントなど、様々なスキルが求められるでしょう。その中で、現在の自分に足りないスキルを特定し、いつまでに、どの様にして埋めていくかを考えます。

 現在のポジションで仕事を続ければ必要なスキルを習得できるのか、そうでない場合、手を挙げて新しい仕事にチャレンジさせてもらったり、部署異動を検討したりする必要がでてきます。そして、必要な経験が社内で得られない場合、転職を検討します。

 転職はキャリアゴールを達成するための選択肢の一つであり、必ずしも良いものでも、悪いものでもありません。

 転職がプラスに働くかどうかは、明確なキャリアゴールを描けているかと、そのキャリアゴールを実現できる適切な転職先を選択できるかどうかにかかっています。例えば、同じ「デジタルマーケター」でも、企業やポジションによって任せられる仕事の範囲や内容は大きく異なります。入社後にどの様な仕事ができるのか、選考時に応募企業としっかりと擦り合わせることが大切です。

 以下に、転職を考える際、候補とする企業の条件の考え方の例を示します。考えるべきことは、あくまでも「キャリアゴール(マイルストーン)の達成」です。年収アップや企業のブランド力などに目がくらみ、闇雲に企業選びをすると、思わぬキャリアでの失敗を引き起こします。何を達成するための転職なのか、しっかりと整理して、転職先を検討しましょう。

キャリアゴール達成のための、転職先の考え方(タップ・クリックで拡大)
キャリアゴール達成のための、転職先の考え方(タップ・クリックで拡大)

 こちらの画像は参考例です。ご自身のスキルやポジション、より具体的なゴールなどに沿って検討してください。

 社内で優秀なマーケターであると高い評価を得ていても、転職先の企業で同じ評価が得られるとは限りません。製品やサービスの対象となる市場環境、会社の文化、一緒に仕事をする人などの仕事環境が変わると、これまでと同じ結果を思うように出せないこともあります。

 外に出ても活躍できるスキルを身に付けておくことが、今日からできる「将来への備え」となるでしょう。

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この記事の著者

高橋 敏行(タカハシ トシユキ)

 2005年カリフォルニア州立大学フラートン校卒業後、消費財を扱うグローバル企業で国内およびアジア全域における営業戦略に7年半携わる。2014年 エンワールド・ジャパンに転職コンサルタントとして入社。2016年 リクルートメントインターナショナル アジアアワードをチーム受賞。2017年 消費財部門の...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/06/28 13:12 https://markezine.jp/article/detail/36487

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