マーケティング業界の転職トレンドをチェック!
転職を考える場合、今一番気になるのは、コロナによる影響だと思います。2020年、コロナの流行開始当初は、3割程度の企業で中途採用の保留・凍結が発生しました。
しかし、コロナ禍でオンラインでの販売チャネル強化や大手ECモールへの出店、自社サイトでのデジタルマーケティング強化、SNS運用など、デジタル移行への緊急性と必要性が高まったため、マーケティング関連の求人数は高水準を維持しました。
2021年に入り、企業のマーケティング職の採用活動はさらに活発化しています。度重なる緊急事態宣言の発令や、ワクチンの普及にも時間がかかることを見据え、アフターコロナを見据えるのではなく、ウィズコロナとしての戦略を推進する企業が増えているためです。
将来の売上を作るための新商品開発、販売戦略、事業計画の策定など、マーケティングは経営に大きく関わるポジションであるため、現在、小売り・消費財領域においては、営業職よりもマーケティング職に高い需要があります。
DXやeCRMを始めとするインフラへの中長期的な対策のため、経営企画チームの編成など、コンフィデンシャル案件も多く発生しています。ECマネージャーやデジタルマーケティングマネージャーなどの需要は、今後一層高まると見込まれています。
「マーケターとしてのキャリア」をマーケティングする
成功するためのキャリアプランは、商品やサービスを販売するためのマーケティングプランに似ていています。マーケターのみなさんは、商品の開発から販売における、市場調査(情報収集)、商品開発(ポジショニング)、プロモーション(市場へのアピール)、ブランディング(差別化や価値の最大化)の重要性を、十分にご存知だと思います。自分という商品の価値を高め、マーケター採用の背景やトレンドを理解して自らをブランディングしていくことが、今後のキャリアの成功に繋がります。
