SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

特集:SNSプラットフォーム徹底解剖

個人アカウントの発信でマーケ・営業・採用に変化が!BtoB企業のSNS事情

スピード感をもってつながれる点が魅力

 一方、管理職としてTwitterを活用する営業企画室の山口氏(@precious_yama)は「利点はスピード感。もっと早く始めていればよかった」と効果を明かす。

 「これまで月数回のイベントなどでしかつながれなかったお客様、同業者の方とも一瞬でつながって、話が展開していくようになりました。メールやイベントなどでは考えられない速さです」(山口氏)

 山口氏が自身の運用のひとつの基準としているのは、プロフィールの閲覧数だ。会社の営業・ブランディングツールとして使用する以上、会社名やそこに属する自身について知ってもらうことが重要だと考えている。そのほかには朝晩の投稿と、タイムラインを見て「いいね!」の送信は欠かさず行っている。営業だけでなく、採用強化の手段としても、より積極的に使いたいと話す。

 「現在も新卒採用で当社の選考を受けていただく学生さんに関しては、面接選考の段階で8割程度がなんらかのSNSを閲覧してくれていることがわかっていますが、今後はリファラルでの中途採用にも活用できればと考えています。また、スペース機能やClubhouseなど、音声との相性の良さにも注目しています。既存の手段に固執せず、お客様にも自分たち自身にとっても、より良い方法でつながれるように模索していきたいですね」(山口氏)

まずはTwitterの中で第一想起を狙おう

 最後に組織的なSNS活用に向いている企業について尋ねたところ、両社ともに、「ベンチャー・中小企業で取り組む意義が大きい」との回答だった。

 「SNSは個人の力を活かすことが求められるベンチャーの風土にぴったりだと思います」(プレシャスパートナーズ)

 そしてベーシックの角田氏は、まずはTwitterの中での「この領域は○○社」という第一想起をとっていくと良いと勧める。

 「私自身、Twitterをやっていなかったら全然知らなかった企業がたくさんあります。そういった会社については、『今は必要ないけれど、もし必要が出てきたときはこの会社に頼みたいな』という気持ちを持っています。ニッチな業界、競合と知名度に大きな差がない企業ほど、効果が大きいのではないでしょうか」(角田氏)

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
特集:SNSプラットフォーム徹底解剖連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

蓼沼 阿由子(編集部)(タデヌマ アユコ)

東北大学卒業後、テレビ局の報道部にてニュース番組の取材・制作に従事。その後MarkeZine編集部にてWeb・定期誌の記事制作、イベント・講座の企画等を担当。Voicy「耳から学ぶマーケティング」プロジェクト担当。修士(学術)。東京大学大学院学際情報学府修士課程在学中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2021/11/01 16:14 https://markezine.jp/article/detail/36613

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング