自分も周りの人も受け入れられる、多様性のある社会の実現へ
MZ:終わりに、現在掲げている目標をお聞かせください。
松崎:今回、リブランディングにあたってユーザーアンケートを実施しました。そこで「あなたには身体的・性格的なものを含め、抱えているコンプレックスはありますか?」と尋ねたところ、96.3%の方が「はい」と回答したのです。自分に自信を持てない女性はこんなに多いのか、と驚きました。
先ほどもお話しましたが、新しいメディアコンセプト「誰もがわがままでいられる時代へ」の“わがまま”には、「そのままでいい、ありのままでいい」という意味を込めています。自分を卑下して、コンプレックスで悩むのではなく、それもひとつの個性として捉えられる女性が一人でも多くなれば嬉しいですね。そんな風に思えるきっかけを提供できるよう邁進していきたいです。
より先のビジョンとしては、ありのままの自分だけでなく、周りの人のことも多様性をもって受け入れられる、色々な人と共存していける社会の実現に貢献できたらと思っています。
武藤:広告ビジネスでの目標としては、我々メディアが提供できる価値をしっかりと企業のみなさんに伝えていきたいという思いがあります。今の時代、その商品やサービスによってどのようなプラスの価値が生まれるのか、自分にどのようなベネフィットがあるのかというところまでエンドユーザーに発信しなければいけません。これをしっかりしないと、売れるものも売れないと思うのです。
認知拡大で終わるような、マイナスをゼロにする広告ではなく、商品やサービスの価値を届けることで最大限のプラスを生み出す。SNSプラットフォームを効果的に使ってそんなコンテンツを配信することで、企業に貢献できればと思います。