こんにちは。MarkeZine編集部のまつざきです。
定期誌『MarkeZine』67号にて、初めて特集担当させていただきました。67号の特集テーマは、「戦略実行を支える、強いチームの作り方」です。
MarkeZine編集部にいると、さまざまな企業のマーケティング成功事例について、表からは見えない裏の部分まで話を聞く機会に恵まれます。記事でフォーカスするのは、マーケティング手法やマーケティングツールの活用、各社が見出した勝ち筋であることが多いですが、戦略や施策の成否を分ける要因を突き詰めると「組織やチームワーク」に行き着くのではないかと考えることが多々あります。
しかし、他社の組織の内情を知れる機会はそう多くありません。組織の観点から各社のマーケティング戦略を紐解く――これが今回の特集の意図です。
取材をしたのは、組織を横断してビジネスの成長を率いる「T型リーダー」としてのマーケターの在り方を提唱しているローソンの大谷弘子氏。ブランドを横断してDXを推進し、ECの売り上げを前年比で29%増加させたベイクルーズと近年急速に客層を拡大させているワークマンの組織運営。BtoBでは、4人のマーケティング未経験者からチームを立ち上げ2年でABMを実現したブラザー販売と、組織も役割も固定化しないという特異な組織体制を敷いているプレイドを取り上げました。
これに加え、長年デジタルとマスを組み合わせた統合コミュニケーションの実現をサポートしてきた小霜和也氏には、未だにデジタル×マスが進まない広告現場を取り巻く現状とその突破口を寄稿にて解説いただいています。
さらに、「コロナ禍でのチームビルディング」と題したコメント取材も実施。コロナ禍における組織の変化、変化に左右されない柔軟なチームを作るポイントを教えていただきました。コメントに協力いただいたのは、DMM.com、日本航空、LIFULL、サイボウズ、スリーエム ジャパン、ユーザベースの6社。リモートワークの中でもスムーズかつ活発なコミュニケーションを実現するためのヒントを6ページにわたって紹介しています。
そして、多くの企業が課題としているマーケターの人材不足・人材育成の解決にも役立つよう、特集の中ではそれぞれの企画で各社の取り組みも聞いています。企業規模を問わず、様々な業種業態の企業で参考になる内容となっておりますので、多くのマーケターの皆様に読んでいただけたら嬉しいです。
リモートワークでもチームで活用しやすい電子版と紙版の両方をご用意していますので、ぜひこの機会にご購読を検討ください!
担当編集 松崎 美紗子(マツザキ ミサコ)
早稲田大学商学部を卒業後、新卒で翔泳社に入社。MarkeZine編集部に入り、横文字だらけのデジタルマーケティングの世界へ。右も左もわからぬまま、優しいマーケターの皆様に取材で様々なことを教えていただき、なんとか5年目を迎えました。まだまだ日々勉強中です。
目次
Insight
新生・電通デジタルがけん引する顧客起点でのDXの形
電通デジタル 川上 宗一
Feature 戦略実行を支える、強いチームの作り方
ローソン組織改革の現在地 ビジネスの成功と成長をリードする「T型リーダー」とは
ローソン 大谷 弘子
内製化&データドリブンでスピード感ある変革を ベイクルーズの組織改革
ベイクルーズ 玉川 寛一/薄井 夏樹/坂井 祐二
目標の絞り込みとデータ経営がカギ WORKMAN Plusを生んだ組織運営
ワークマン 土屋 哲雄
未経験者4名から始め、2年でABMを実現 ブラザー販売の組織作り
ブラザー販売 今村 綾子
悲しいかな、これが現状なのです。未だマス×デジタルが進まない広告現場の突破口
ノープロブレム/小霜オフィス 小霜 和也
自ら市場を創造する。組織も役割も固定化しないプレイドの躍進
プレイド 川久保 岳彦
コロナ禍でのチームビルディング
DMM.com 武井 慎吾/日本航空 山名 敏雄/LIFULL 樋口 貴成/サイボウズ 大槻 幸夫/スリーエムジャパン 田中 訓/ユーザベース 酒居 潤平
Column
業界最新動向
Instagram、ストーリーズで「コラボ」機能をテスト開始
私のキャリア
自分を信じて頑張れば、夢は何度でも叶う
ホットリンク 堤 貴宏
BtoBマーケティングの開拓者たち
どんな人材をどのように育てるか?
24-7 赤沼 悠介
生活者データバンク
コロナ禍におけるテレビ機器利用の変化
インテージ 林田 涼
米国最新事情レポート『BICP MAD MAN Report』
「Amazonネイティブブランド」が変えるマーケティングと収益の概念
ベストインクラスプロデューサーズ 榮枝 洋文
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