月ン百万円は儲かりませんが
まずはじめに宣言しておきますが、このコラムは「おもしろいメルマガを書いてとにかく読者をたくさん集めたい」「情報起業で月ン百万円儲けたい」とかいう人には何の役にもたちません。あくまでも、オンラインショップの運営で壁にぶち当たっている人や、オンラインマーケティングの一環としてメルマガ発行を考えている方がターゲットです。もしくは、メルマガを出したらどんないいことがあるんだろう?と漠然と考えている方にもお読みいただければと思います。私はマーケッターではなくただのショップ店長なので、あくまでも経験と主観に基づいた記事となりますのでご了承下さい。
売り上げの大半はメルマガから
私は現在、輸入生理用品を販売するオンラインショップを運営しています。ショップ開店後に週刊配信を開始したメールマガジンは現在113号。もちろんSEO対策などもしていますので検索から訪れる「いちげんさん」もいらっしゃるのですが、リピート率6割以上で売り上げの大部分は「リピーターさん」が支えています。売り上げを曜日別に分析してみると、いちげんさんについてはほぼ平均的に購入がありますが、リピーターさんについてはメールマガジン発行日である木曜日、翌金曜日に購入が集中しているのが現状。私のショップにとっては、売り上げの大半に貢献する欠くことのできないツールがメルマガなのです。というか、むしろもうメルマガを出さなければ売れない状況になっています……。
ズボラでもどうにかなるものです
でもメルマガ書くのって手間がかかるでしょ?
毎週毎週文章書き続けるなんてゼッタイ無理!
だったらカネ払って広告出しますよ……。
そんな声が聞こえてきそうですが。
大丈夫。それほど無理をしなくても無料で効果的なメルマガを発行し続けるコツがあるんです。じゃなかったら私のようなズボラな人間が113週間もメルマガを出し続けられるわけがありません。むしろメルマガで顧客の疑問を公開解決したり、新情報を広く周知したり、バックナンバーを蓄積していくことで、最終的には一対一で接客対応するより効率的に店舗運営を行うことができるようになるのです!
同報メールじゃダメ?
もちろんメルマガを発行しなくても、顧客リストを利用して既存の顧客に対しキャンペーンの案内などのメールを同報することはできます。実際に、顧客の購買行動を分析してその顧客に合ったメールを送ることで成功しているショップもあります。しかしこの方法ではとてつもない労力をかけるか、有料ソフトなどで顧客管理を行わなければなりません。
かといって新商品の案内やキャンペーンのお知らせなどの明確な理由もないのにお客様全員に同じ内容のメールを頻繁に送るのも考えものです。毎日毎日ショップ店長からご意見伺いのメールが届いたら、それこそ下手な迷惑メールより迷惑だし気持ち悪い気がします。しかもこのメールの配信を停止するためには、店長本人に「用もないのにメール送ってくるなよ」と連絡しなければならないのです。無理です。気の弱い私にはとてもそんな連絡はできません。勘弁してください。