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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

特集:ブランドの魅力が伝わる、戦略的な顧客接点

手掛かりは「フラットな会話」 顧客接点を柔軟にデザインする

「誰に何を伝えてどうなってほしいか」を考え抜く

――現在の取り組みの様子を教えてください。

 ウェビナーに関しては、コロナ禍の長期化にともない、次のような項目についてチームで検討を続けてきました。

  • ・一方通行ではなく、インタラクティブ性を持たせる
  • ・映像の見せ方、演出。「ヤプリならでは」の見せ方
  • ・「忘れられないように」「思い出してもらう」ための頻度やコンテンツ

 2020年下期から2021年上期にかけては、デジタルマーケティング・モバイル(アプリ)のテーマに収まらない、「人間理解」や「インサイト」にまつわるコンテンツも企画してきました。このようなテーマで直接的なビジネス貢献を可視化することは難しいのですが、指標としては、ファーストタッチポイントやラストコンバージョンに限らず、リピートして視聴いただいていることや、受注後のお客様にも視聴いただいていることなど、「純粋な新規タッチポイントとしてのウェビナー」としての役割を超えた存在になっているかどうかを見ています。

 そして2021年6月には、BtoB企業ながら、蔦屋書店などが入る商業施設「代官山T-SITE」にてPOP-UPストアを5日間オープンする、という企画も実施しました。

――型にはまらないコミュニケーションが印象的ですね。

 特にウェビナーに関しては、あらゆるトライをしてきたと思います。ただし、グリーンバック活用や高価な配信機材を導入する、などの配信技術の「手段」にベクトルを向けるのではなく、コンテンツの質・量について、「リスナーの行動変容のきっかけとなるか?」という点を常に意識していました。これだけウェビナーが乱立している時代に、どんなに映像や演出が立派でも、視聴者の記憶に残らないコンテンツであれば、それは、「伝わっていない」ことと同義です。現在は「毎週水曜日17時〜の週刊化」と「月1の大型テーマ」という型が基本形となっていますが、これも、外部市場環境の変化や視聴者の就労スタイル、ニーズにより変化していくものだと思っています。

 「誰に何を伝えてどうなってほしいか。」これは私が過去、BtoC企業でのメディアコミュニケーションで意識していたことですが、BtoB企業においても変わらない本質的なことだと感じています。

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ウェビナーは「台本なし」で偶発性を重視

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MarkeZine(マーケジン)
2021/11/01 16:18 https://markezine.jp/article/detail/37046

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