フォロワーは5万を突破、エンゲージメント率も改善
MZ:では、ここまでの運用で得られた成果を教えてください。
池田:フォロワー数は5万まで増加し、投稿の平均エンゲージメント率も3%から8%に改善しました。また、直近はUGCを増やす方針で運用していますが、先ほど田中さんからもあったようにUGCの数は2倍に増加しています。
タグ付けのバリエーションも広がっていて、以前はハンドメイド品を出品している方が宣伝する際にタグ付けすることが多かったのですが、最近ではメルカリで買って良かったものにタグ付けした投稿が増えました。この半年間で狙っていたことが徐々に実現しているのを感じています。
MZ:今回の取り組みを通じて、得られた気付きや学びはありますか。
池田:本音の口コミに勝るものはないということですね。メルカリを利用する方は、お金やトラブルも絡むサービスだからこそ、そういった部分を含めて等身大のメルカリを発信してくれます。そして、それをメルカリ公式アカウントがきちんとリアルな声を伝えていくことが一番の安心感につながりますし、今回の成果にもつながったと思います。
田中:今回の取り組みで無形商材でもUGCを生むポイントが学べました。アプリの場合、写真を撮る対象物がないのでUGCを生み出しにくいのですが、今回の取り組みではどうすればお客様がUGCを生み出してくれるのかを過去のUGCから分析して、きっかけを作ることができました。
FinTとしても無形商材でここまでUGCを生み出せたのが初めてだったので、非常に大きな学びになりました。
Instagramの投稿を他のタッチポイントでも活用
MZ:最後に今後の展望をお願いします。
田中:全体設計の見直しを図りつつ、今後メルカリ様に大きなキャンペーンの企画を提案していきたいと思っています。UGCを上げてもらうためのノウハウがたまってきたので、それを活かしたイベントやキャンペーンを実施できるとより多くの方に「メルカリって良いサービスだよね」といったポジティブなUGCを上げてもらうことができるはずです。
池田:現状お客様の口コミの質が最も高いのがInstagramなので、他のタッチポイントでもInstagramの投稿を活用していきたいと考えています。Instagram上の口コミはメルカリを使っている姿がとてもイメージしやすいものが多いので、それをTwitterやアプリ上のコンテンツに反映したいです。