SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究

フォロワー数5万とUGC創出を実現!メルカリ、Instagram運用強化の裏側

フォロワーは5万を突破、エンゲージメント率も改善

MZ:では、ここまでの運用で得られた成果を教えてください。

池田:フォロワー数は5万まで増加し、投稿の平均エンゲージメント率も3%から8%に改善しました。また、直近はUGCを増やす方針で運用していますが、先ほど田中さんからもあったようにUGCの数は2倍に増加しています。

 タグ付けのバリエーションも広がっていて、以前はハンドメイド品を出品している方が宣伝する際にタグ付けすることが多かったのですが、最近ではメルカリで買って良かったものにタグ付けした投稿が増えました。この半年間で狙っていたことが徐々に実現しているのを感じています。

MZ:今回の取り組みを通じて、得られた気付きや学びはありますか。

池田:本音の口コミに勝るものはないということですね。メルカリを利用する方は、お金やトラブルも絡むサービスだからこそ、そういった部分を含めて等身大のメルカリを発信してくれます。そして、それをメルカリ公式アカウントがきちんとリアルな声を伝えていくことが一番の安心感につながりますし、今回の成果にもつながったと思います。

田中:今回の取り組みで無形商材でもUGCを生むポイントが学べました。アプリの場合、写真を撮る対象物がないのでUGCを生み出しにくいのですが、今回の取り組みではどうすればお客様がUGCを生み出してくれるのかを過去のUGCから分析して、きっかけを作ることができました。

 FinTとしても無形商材でここまでUGCを生み出せたのが初めてだったので、非常に大きな学びになりました。

Instagramの投稿を他のタッチポイントでも活用

MZ:最後に今後の展望をお願いします。

田中:全体設計の見直しを図りつつ、今後メルカリ様に大きなキャンペーンの企画を提案していきたいと思っています。UGCを上げてもらうためのノウハウがたまってきたので、それを活かしたイベントやキャンペーンを実施できるとより多くの方に「メルカリって良いサービスだよね」といったポジティブなUGCを上げてもらうことができるはずです。

池田:現状お客様の口コミの質が最も高いのがInstagramなので、他のタッチポイントでもInstagramの投稿を活用していきたいと考えています。Instagram上の口コミはメルカリを使っている姿がとてもイメージしやすいものが多いので、それをTwitterやアプリ上のコンテンツに反映したいです。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2021/09/16 09:00 https://markezine.jp/article/detail/37191

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング