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次世代マーケターの必修科目 「プライシング」の始め方

“消費者バリューを捉えた値付け”で増収を実現!価格改定のPDCAを回す「プライシングフロー」の描き方


プライシング成功の鍵は、プライシングを“継続”すること。

 買い手が感じる商品の価値は、常に揺れ動くものです。どれだけ投資や準備を行ったところで、ビジネスを取り巻く環境や戦略は変わっていきます。

 少し前までは、新型コロナの影響がここまで長期化するとは想像さえできませんでした。これから起こりうる事象をすべて予測することは不可能ですし、それによって消費者の価値観がどのように変化していくのか、あらゆる可能性を模索するのも無意味です。

 ダイナミックプライシングやそのシステムは優秀な基盤になり得ますが、あくまでも戦略を実行するためのツールであることを忘れてはなりません。

 重要なのは、改善を前提とした仕組みを作り、効果を検証しながら、PDCAを回していくことです。変化するターゲットに対して、変化するプライシングで対応していく必要があるのです。

 プロモーションが、一度大きな広告を出したら終わりではないのと同様に、プライシングを成功させるために必要なことは“継続”することです。

 「戦略を決めたら終わり」「システムを開発したら終わり」ではなく、より良いプライシングを目指す継続した取り組みの中にこそ、“プライシング成功の鍵”があるはずです。

 4回にわたり、「プライシングの始め方」についてお伝えしてきました。自社のプライシングを見直すきっかけにしていただければ幸いです。

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この記事の著者

松村 大貴(マツムラ ダイキ)

ハルモニア株式会社 CEO
平成元年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学法学部を卒業後、ヤフー株式会社に入社し、アドテク事業に従事。CSRやブランディング等を経験して退社後、2015年にハルモニア株式会社(旧:株式会社空)を創業。2016年にデータの取り込み・分析・価格決定を高速化するダイナミックプライシングシステム「Magic...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/06/15 17:35 https://markezine.jp/article/detail/38542

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