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村中明彦の営業いらず!売上直結の最強Web成約術

第3回 社長力で勝つ!信用性の高いWebサイトの作り方


Web業者に小ぎれいに作らせてもダメ

 Web業者が、小ぎれいに無難に作ったWebに最も欠けているのは、この「やる気感」だ。最近、八光社の競合の運輸会社サイトを見回っていたところ、いかにもWeb業者が作りましたという感じの、こぎれいなサイトを見つけた。シルバーを基調にした高級感あふれるフレームの内部に、華麗に映し出されるFlash画像。画面がキラリと光り、キャッチコピーがゆっくりと浮かび上がる――イメージをよくしたいという意図は分かるが、うーん、ちょっとやりすぎというか、ものものしいというか。

 運輸系のキーワード広告をクリックしているお客は、すぐにでも発送しなければならない緊急の荷物を抱えて、どこかいい会社はないかと探している。つまり、ニーズはすでにあって、そのニーズを満たす会社を探している「やる気のお客さま」だ。そのお客に、はたして悠長なフラッシュ画像につきあっているヒマはあるのだろうか。

 このWebを製作した会社の気持ちはわからんでもない。Flashとかそういう派手なオブジェクトを混ぜ込んでおけば、お客が、おお、なんかわからんがすごいなと思ってくれるから、料金も強気で請求できる。このFlashがどれほど集客や成約に結びつくかなんて、そんなややこしいことは考えなくてよい。お客には、ブランディングとかイメージアップとか何とか言って煙に巻いておけばいいのさ。

 こういう業者作成サイトの特徴は、「細部への執念」に欠けることだ。ちなみに、このサイトを八光社梱包運輸の神林専務に見せたところ、「あ、このWebは、倉庫での作業風景の写真がダメですね~」とつぶやいた。

 「この写真では倉庫が雑然としていて、だらしないように見えます。仕事のていねいさをアピールするには、作業風景の写真にはスッキリ整然としたものを選ぶべきです」と。なるほどな~、さすがに細かい。

 ちなみに、八光社がサイト内で使っている写真は以下のようなもの。

整然とした倉庫、キビキビ働く社員。こうした写真が随所にちりばめられている。

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Web作りは社長がやるべき仕事なのか

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この記事の著者

村中 明彦(ムラナカ アキヒコ)

日本唯一の「お客様の声、事例」の制作、コンサルティング会社カスタマワイズを経営。「商品の価値を本当に説明できるのは売った人ではなく買った人」を信条に、エンドユーザーにインタビューし、それを営業ツールにまとめるメソッドを確立。「事例をWeb掲載しただけで800万円成約を獲得」、「取引先の社長の前で事例を朗読しただけで3,00...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2006/12/05 09:11 https://markezine.jp/article/detail/385

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