Web作りは社長がやるべき仕事なのか
中途半端に業者に任せるぐらいなら、Webは社長が自分で作った方がよいと述べた。しかし、一方ではこのような疑問もある。「はたしてWeb作りは、社長の仕事なのだろうか。そんな作業は社員に任せて、社長はもっと高度な経営に集中するべきではないか」と。この疑問への回答はこうなる
社員数が3人から50人程度の会社の場合、社長が営業をやっているパターンが多い。それは営業が重要な経営課題だと思っているから、自分で取り組んでいるわけだ。だったらWebによる信用作りも営業活動の一環と思って、この際、自分でやる方が合理的だ。社長が取り組むだけの価値はありますよ。1回作れば、ずっと残るからね。それに会社の信用性を高めるという大仕事は、やっぱりトップ自らが取り組んだ方がよいです。気迫が違いますから。
同じデザインでも、顔写真次第でこうも違う
信用性の高いWebの例を、もう少し見てみよう。
これはどちらも、Web制作の教材を使って学んだ経営者自らが制作したサイトだ。基本デザインは借り物なのでどっちも同じ。しかしふたつのサイトの「やる気感」と「信用性」の質は微妙に異なっており、その点は面白い。
デザイン上のキモは、サイト上段の経営者の顔写真である。2人ともイイ顔だ。社長の顔をWebに載せるというのは、信用を高める最短最速の方法である。ためしに、KENPROや矢野行政書士法務事務所のサイトの社長の顔を、指で隠してみてほしい。サイト全体の信用性が一気に下がったように見えるのは私だけだろうか。