4月27日、イーデザイン損害保険は、通学中の自動車事故を削減する取り組みとして、全国の親子で、通学路の危険箇所マップ「もしかもマップ」を作るプロジェクトを開始した。
「もしかもマップ」は身近にある危険な場所を見つけて、マップにピンを立てられる仕組み。誰でもスマートフォンなどからアクセスできるため、通学路を親子で歩いて確認し、危ないと感じた箇所を登録できるようになっている。
他の人のピンに対しても反応ができ、みんなの「声」がマップに集まっていくことで、気がつかなかった危険な場所がマップに見えるようになっていく。また、提供開始時点では警察庁交通事故統計情報のオープンデータによる全国の交通事故データと80以上の地方自治体からの提供データが反映されており、こうしたデータにもとづいたピンは今後も拡大予定。
この取り組みは、データを活用した同社の共創型事故削減プロジェクト「SafeDriveWithプロジェクト」の一環。全国の自治体や小学校と連携することで通学路の危険箇所の見える化を促進し、児童への注意喚起や、交通インフラの整備に貢献していく。
また、同プロジェクトで得たデータを、同社の自動車保険「&e(アンディー)」のIoTセンサーによる運転挙動データと組み合わせることで、より高度な事故削減の取り組みにもつなげていく。
公益財団法人 交通事故分析センターが発表している「交通事故統計年報」によると、最新2020年までの26年間にわたって、歩行中の交通事故死傷者数において7歳児が突出して多い状況が続いており、この状況は「魔の7歳」と呼ばれ問題視されている。
同社は「魔の7歳」に対して、事故のない世界の実現を目指しており、金沢大学融合研究域融合科学系の森崎裕磨特任助教の監修のもと、「もしかもマップ」を開発した。
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