SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

SMNと読売新聞東京本社、新聞×テレビの接触データを連携し広告ビジネスを展開

 読売新聞東京本社とSMNは、読売新聞東京本社に「YOMIURI X-SOLUTIONS」(略称YxS)を設立し、デジタルを軸とした広告ビジネスで協業していくことで合意した。さらに、両社は資本提携に向けた基本合意書も締結。読売新聞東京本社が第三者割当増資によってSMNの株式5%程度を取得することを検討している。

 今回の協業で読売新聞グループが保有する、新聞読者をベースとした370万IDのデータ基盤「yomiuri ONE」と、SMNが保有するインターネット接続テレビ約780万台の視聴データテレビ視聴データ「Connected TV Data Bridge(TVBridge)」を連携させ、SMNの「Logicad」DSPを基に新たに開発する「YxS アドプラットフォーム」での広告配信に活用する。

 2大マス媒体の接触データを連携させることで、読売新聞オンライン上の記事閲覧傾向やテレビ番組の視聴傾向を一元的に把握することが可能となる。これにより、新聞広告の最適な使い方やテレビCMの最適な放映時間帯などを割り出し、デジタル広告では届きにくいターゲットの周辺層にリーチするとともに、デジタル広告をセグメント配信することでコアターゲット層には的確に届け、複数メディアを横断しつつその相乗効果を高め、統合型マーケティングを実現する。

 また、広告主の持つ顧客データや店舗購買データと連携させることも可能。データをもとにした戦略立案など、広告の領域を超えてソリューション施策を提案できるようになる。

 あわせて、広告効果についてもオンライン広告とオフライン広告を横断して評価できる新たな指標の開発を目指す。その際には、読売巨人軍、よみうりランド、マロニエゲートなどのリアルな接触ポイントをメディアとして捉え、生活者へのマーケティングタッチポイントとしたうえで、データ取得ポイントとしても利用していく。

 読売新聞グループのメディアおよび上述の通りリアル接点を持ち、SMNは自社開発の独自技術とデジタルマーケティングの知見を持つ。また、グループ会社のソニーネットワークコミュニケーションズは通信、ICTソリューションなど幅広い事業を持つ。今後、両社の提携によって広告分野にとどまらない事業開発を継続的に進めていく。

業務提携後の展開イメージ
業務提携後の展開イメージ

【関連記事】
読売新聞、コンテンツマーケティング事業に参入 「YOMIURI BRAND STUDIO」設立
読売広告社、新たなビジネスをデザイン・実装する「YOMIKOサービスプログラム」提供開始
SMNが「Logicad」において音声広告配信の機能を拡充 テレビ視聴データを活用した出し分けを実現
SMN、AI活用したデジタルサイネージ広告の実証実験を都内大型書店で実施
朝日新聞社とIAS、コンテクスチュアルターゲティングサービスを共同開発 ユーザーのプライバシーに配慮

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2022/04/28 10:30 https://markezine.jp/article/detail/38916

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング