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イベントレポート

LINEはライト層に向けた体験の入り口、スターバックスのネイティブアプリ×LINEミニアプリ活用とは


LINE公式アカウントのアップデート

 セッションの最後に、LINE公式アカウントとLINEミニアプリのアップデートについても言及があった。簡単に紹介して、本記事を終えたい。

 LINE公式アカウントは、企業やブランドにとって、一層フレンドファーストなCRMツールを目指すために、次の3つのソリューションを提供する。

  1. ステップ配信
  2. データ自動連携機能の提供
  3. 友だちとのつながりを評価できる分析ツール

 ステップ配信は既に多くの企業が利用しているが、さらなる高度化を進める。そのためには、ユーザーデータをLINE公式アカウント上で使える必要がある。そこで、企業が持つCRMデータをLINEに自動連携できる仕組みを準備中だ。実現すれば、公式アカウントと鮮度の高い自社データを柔軟に活用できるようになる。こちらは2022年夏頃の提供予定だ。

 また、現在、LIINE公式アカウントで提供している分析指標はメッセージの開封やクリックなどスタンダードなものが多い。今後は加えて、企業が友だちとの関係(エンゲージメントスコア)を評価できる独自指標の導入を目指す。まだ構想段階だが、本格着手をしていくという。

LINEミニアプリのアップデート

 LINEミニアプリについても、様々なアップデートが予定されている。その中でも本セッションでは次の3つが紹介された。

  1. ユーザーの利便性強化
  2. 事前審査の撤廃
  3. パートナー制度の開始

 利便性強化については、ミニアプリへのアクセス導線や、ミニマイズ機能のリリース準備が進んでいる。アクセス導線は既存のホームタブなどに加えてSiriのリコメンドや、ローカルメディアが追加される予定だ。ミニマイズ機能に関しては、ミニアプリの利用を中断して別のLINE機能とスムーズに行き来できるようにするもの。

 事前審査の撤廃はミニアプリ開発の活性化が期待できる。これまでLINEミニアプリを開発・するためには開発前にサービス企画書を提出し、審査に通過する必要があった。今後はこのプロセスを撤廃し、開発ハードルを軽減すること目的としたもの、6月にこのアップデートが予定されている。

 LINEミニアプリのパートナー制度は同イベント当日5月18日に発表・スタートした。LINE Bizパートナープログラムのセールスパートナーと、テクノロジーパートナーの2領域にLINEミニアプリ部門を新設。

 各企業のニーズに合わせた個別開発に対応可能なパートナーと、すぐに導入可能なパッケージを提供するパートナーがそれぞれ認定された。これにより、企業は、LINEミニアプリの導入開発をよりスムーズに進められる。

 ネイティブアプリ×LINE活用によって、企業と顧客の関係はより一層多様で、深いものになっていくと言えるだろう。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

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MarkeZine(マーケジン)
2022/06/02 17:51 https://markezine.jp/article/detail/39086

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