TISだからできる、小売企業へのサポート
──古井戸様は過去にスポーツメーカーのEC事業の構造変革に携わっていた経験もあると伺っています。事業会社のマーケター目線で見たときに、TIS MARKETING CANVASの魅力はどこにあるとお考えでしょうか。
各種ソリューションのつながりを意識できる点が一番の魅力です。事業会社にいたとき、様々なベンダーさんから提案をもらっていましたが、ソリューションについては熱心に説明してくださるものの、現在導入しているソリューションとの連携などについては説明がありませんでした。仮に機能がよくても、その後の連携につながらなければ導入・活用は進まず、全体最適も難しくなってしまいます。
一方、TISはSIerが母体ということもあり、様々なソリューション導入・活用を支援してきた実績があり、すでに導入しているソリューションとの連携やカスタマイズにも対応してきました。
TIS MARKETING CANVASも同様に、SalesForceやTealiumなど様々な企業のソリューションに対応しています。また、すでに保有しているデータとの連携なども対応可能です。この複雑化したシステムに対する対応力は、他社との差別化につながると思います。
──デジタルに関するソリューションは、新しいものが続々登場することもあり、結果その連携に苦心されている企業が多いと思います。そのような状況を打破するサポートが、TIS MARKETING CANVASであればできるわけですね。
そうですね、基本的には、いかに既存のソリューションを有機的につなぎ合わせ、商売の土台を作っていくかを提案しております。もちろん、ゼロからシステムを一斉に入れ替えられれば一番クリーンですが、現実には難しいですから。
今後はXR、メタバースなどにも対応
──最後に今後の展望について聞かせてください。
TIS MARKETING CANVASは1つのサービスやシステムではなく、TISが扱うマーケティングソリューションを統一したブランドになります。そのため今後も、扱うソリューションは変化すると思っています。しかし、軸にある「ユニファイドコマースの実現をサポートする」コンセプトからはブレません。
具体的には、近年注目を集めるXRやメタバースのサポートも検討しています。まだ実用段階まで来ているとは言えませんが、今後技術が発達していけば、いずれ購買体験にXRやメタバースが活用されることもあるでしょう。そのときもデータ連携などが必ず必要になってくると思うので、そういった取り組みにも対応できるようにしたいです。
TISの強みは、バラバラに導入してしまったソリューションを統合できる力です。今後もTIS MARKETING CANVASを通じて、様々な企業のソリューションを有機的につなげ、ユニファイドコマースの実現を支えていければと思っています。
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