電通は、データクリーンルーム(※)を活用したデジタルマーケティングにおける見込み顧客の開拓・育成を促進する評価手法「ACUAフレーム」を開発した。
※プラットフォーム事業者が広告主・広告会社などに提供するクラウド環境。ユーザーの同意・許諾を取得したデータを、個人が特定できないようプライバシーを保護した環境下で企業の1st Partyデータなどと統合可能にする
電通では、Googleの「Ads Data Hub」をはじめとするデータクリーンルームの顧客データ基盤から見込み顧客を抽出してクラスタリングし、クラスターごとに広告配信。各広告の効果を分析し、最適化に向けたナーチャリングを支援している。
今回発表した手法では、クラスターごとに配信した広告を「Approach」「Change」「Upgrade」「Allocate」の4つの視点で分析。「広告によって各クラスターで期待した行動変容が起きているか」や「各クラスターの効率鈍化点」を分析し、見込み顧客の潜在的な価値の評価・可視化を可能にする。
【関連記事】
・【回答者特典あり】MarkeZine、マーケティング動向を探るアンケートを実施中
・シニアのスマホライフ実態、「スマホが生活に必要」8割/キャッシュレス決済の利用は7割超【電通調査】
・電通ジャパンネットワーク、Web3領域のビジネスを推進するグループ横断組織を発足
・電通デジタル、統合フレームワークの提供を開始 SNSユーザーを趣味嗜好で区分し独自分析
・電通グループ、グローバル経営体制への移行を発表 日本、米州、EMEA、APACの4地域制で事業を運営