CCI自社のBtoBマーケティングについて取材
MarkeZine編集部(以下、MZ):はじめにみなさん自己紹介をお願いできますか?
白岩:CARTA COMMUNICATIONS(以下、CCI)の白岩と申します。私は、現在、企業のSNSマーケティングを総合的にサポートするコンサルティングサービス「CCI Social AdTrim(以下、AdTrim:アドトリム)」のチームに所属しています。コンサルタントとしてオーガニックの運用から広告のプランニングまで複数の企業のSNSアカウントを見ているほか、AdTrimのBtoBマーケティングにもコンサルタント業務と並行して従事しております。
浮田:CCIの浮田です。私はソーシャルメディアチームという部署に所属し、企業のソーシャル広告の運用コンサルティングを行っています。Facebook Japanさんとはいつも密に連携を取りながら、新しい試みにトライするなど色々な施策を一緒に進めさせていただいております。
長谷川:Facebook Japanエージェンシーパートナーチームで広告代理店様のサポートを担当させていただいております、長谷川です。広告代理店の皆様と協業し、新しい広告商品やソリューションの活用を促進したり、より多くのクライアント様にMetaのソリューションを活用していただけるように新しい取り組み事例を作ったりするのが私の主な役割になります。
MZ:CCIの提供するAdTrimについて、もう少し詳しく教えてください。
白岩:CCIと言うと「“ウェブ広告”を主に扱う広告代理店」のイメージがまだまだ強いかもしれませんが、SNS広告の運用もずいぶん前から展開しており、加えてSNSアカウントのオーガニックの運用代行を手掛けるチームも存在していました。AdTrimは、社内の中で分散してしまっていたSNSマーケティングにおける人材や知見を集結させる形で、2020年6月からご提供しているサービスです。
クライアント様から「広告運用とオーガニックを別々の代理店に依頼している」という話を時々聞きますが、本来、SNSマーケティングは広告運用とオーガニックの両軸で考えることが重要です。AdTrimは、戦略設計から施策のプランニング、オーガニックや広告の運用までをワンストップ・ワンチームでサポートできる点を強みとしています。
まだあまり知られていない?「Facebook/Instagramリード獲得広告」とは
MZ:今回は、AdTrimのBtoBマーケティングで、CCI自らが実行した広告施策についてお話を伺っていきます。AdTrimのBtoBマーケティングでは、どのような施策を行われているのですか?
白岩:まずはサービスの認知拡大を第一に、リードの獲得・育成も行っています。メインはやはりウェビナーの開催になりますが、自社ウェブサイトへの誘導をかけたSNS広告や検索広告も展開しています。また、単純に問い合わせを促すよりも、我々の知見を何かしらご紹介するほうがよいと考えており、広告は基本的にホワイトペーパーをフックにしています。
MZ:SNS広告では、「Facebook/Instagram リード獲得広告(以下、リード獲得広告)」を積極的に活用されていると聞きました。
白岩:はい。我々のターゲットは、SNSマーケティングに従事している方、SNSのアカウント運用に関わっている方などです。そのような方々は、競合や一般ユーザーがどんなSNS投稿をしているのかリサーチするために、FacebookやInstagramをよく見ていると思います。そのため、AdTrimのBtoBマーケティングにおいてFacebook/Instagramはサービスの露出に最適な媒体です。
そのなかでリード獲得広告を活用しているのにはいくつか理由がありますが、通常の広告と同様にサービスやサービスロゴの認知拡大を図りながら、同時にリードも獲得できるというメリットは、やはり大きいですね。また、まずは自分たちでリード獲得広告を使って、知見を得てから、それをクライアント様に展開していきたいという考えもありました。