リード獲得件数は17%アップ、CPAは14%ダウン
MZ:実際にリード獲得広告を活用してみて、どのような成果がありましたか?
長谷川:今回CCIさんには、「リード獲得広告で獲得したリードを用いて、類似拡張したオーディエンスへ広告を配信した場合、どのような成果が出るか?」という新しい試みにチャレンジしていただきました。元々、「性別や年齢、役職など定性的なターゲット設定で運用するより、獲得リードの類似オーディエンスを使うほうが、より質の高いリードを安価に獲得できるのではないか?」と推測していたのですが、これを実証できるような結果がCCIさんの施策から導くことができました。
浮田:今回の施策は、A/Bテストで比較検証を行いました。
【A】従来と同じくデモグラフィックのターゲット設定と、LP訪問者へのリターゲティングでリード獲得広告を出稿
【B】【A】の今までの配信オーディエンスに追加して、リード獲得広告で獲得したリードをもとにFacebook/Instagram内で類似していると思われる利用者に向けてリード獲得広告を出稿
A/Bテストの結果、【B】のキャンペーンのほうが高い広告効果が見られ、具体的にはリード獲得件数がプラス17%、CPAがマイナス14%という数値を記録しました。我々としても、類似拡張のほうが獲得効率はよいだろうという肌感はあったのですが、CPAの改善も見られたので、収穫の多い取り組みになったと思っています。
MZ:運用してわかったリード獲得広告の活用のポイントはなにかありますか?
浮田:入力フォームの作り方次第で獲れるリードの質が変わるという気づきがありました。フォームの入力事項を細かくすればするほど質の高いリードが獲れますが、ある程度リードの獲得件数を確保したいという場合は、利用者が手軽に入力できるようフォームを簡略化する必要があります。要はここのバランスがポイントになってくるので、CCI内でも今後改善していく必要があるところだと考えています。
認知露出×リード獲得・育成を両軸で強化していく
MZ:今後、リード獲得広告をどのように活用していきたいですか?
白岩:ウェビナーの集客でもリード獲得広告は活用できると思っており、今後トライしてみたいと考えています。また、今回、リード獲得広告を回してみて、やはり広告クリエイティブによって成果に大きな違いが出ることもわかりました。冒頭でお話しした通り、Facebook/InstagramはAdTrimとのマッチング性が非常に高い媒体ですので、サービスの露出の仕方、見せ方も引き続き改善を続けていきたいと思います。
MZ:では最後に、エージェンシーパートナーのお立場から、CCIに期待していることをお聞かせください。
長谷川:今回はリード獲得広告の新たな活用方法をテストしていただきましたが、CCIさんとは、他にも色々な分野で実験的な取り組みをさせていただいております。広告代理店でありながら、Metaのソリューションをまず自社のマーケティングで試用してさくだっているので、広告主への提案の説得力が違うと感じており、Facebook Japanとして非常に感謝しています。今回のような新しい取り組みからまた新たな事例を作り、広告主の皆様により広くより効果的にMetaのソリューションを使っていただける機会を共に創出できるよう、引き続き強力なパートナーシップを築いていければと思います。