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MarkeZine Day 2022 Autumn(AD)

テレビCMにCTV広告の計測も。ここまで来ている!最新のアプリマーケティング事情をAdjustが解説

 モバイルマーケティングプラットフォームとして確立された位置づけにあるAdjustは、その機能を日々進化させている。かつては難しかった流入元データの取得を可能にし、表示方法が限られていたレポートの機能性が上げるなど、さらに高度なアプリマーケティングの実現に向け、様々な機能が拡充されているのだ。Adjustの高橋将平氏は9月7日に開催された「MarkeZine Day 2022 Autumn」に登壇し、アプリマーケティングの最新事情を紹介した。

アプリマーケティングの最新事情をAdjustが共有

 ドイツを本社とするAdjustは、日本支社が立ち上がってから9年目のモバイルマーケティングプラットフォームだ。主に「MEASURE(アトリビューション計測)」「ANALYTICS(優れた分析環境の提供)」「AUTOMATE(業務効率化・自動化)」「PROTECT(アドフラウド対策)」の4つを柱にサービスを提供しているが、この日は前者2つについての最新事情が語られた。講演のテーマは、「過去できなかったことが今はできる、最新のアプリマーケティングをAdjustが解説!」である。

adjust株式会社 Senior Account Executive 高橋将平氏
adjust株式会社 Senior Account Executive 高橋将平氏

 「最近企業のマーケターの皆さまとお話ししていると、『ウェブマーケティングは知っているけどアプリマーケティングはよく知らない』『アプリマーケティングをやるのは久しぶり』といった声をよく聞きます。ですので、今日はアプリマーケティングがどこまで進化しているのかをお伝えできればと思っています」(高橋氏)

ここまで来ている!Adjustの計測機能がカバーする範囲の広がり

 Adjustが提供するアプリ計測ツールは、流入元から計測できるという点で、アプリ内アナリティクスツールとは明確に区分される。一般的なアプリ内アナリティクスツールでは、アプリをインストールして起動した時をスタート地点とするものが多いが、Adjustはユーザーが何を見てアプリを知り、どこからアプリストアへ流入したのか、そしてその先のユーザーのアプリ内行動までを一貫して把握することができる。

Adjustで計測できる範囲
Adjustで計測できる範囲

 「日本におけるトップセールスランキング上位100のアプリのうち、国内アプリに絞ると実に97%のアプリがMMP(計測SDK)を導入していますが、そのうち87.7%でAdjustが採用されています。アプリ内アナリティクスツールは他にもありますが、Adjustはアプリへの流入元を計測する際に必須のツールだと自負しており、一般的なアナリティクスツールとは異なる立ち位置にいると思っています。ですので、Adjustとアプリ内アナリティクスツール、それぞれを導入し目的に応じて使い分けている企業が多いです」(高橋氏)

 ここで高橋氏が強調したのは、Adjustで計測できる範囲の広がりだ。たとえば、流入元の計測においては、インストール広告はもちろん、オウンドメディア、Web LP、コネクテッドTV、テレビCMなど、計測できる流入元が拡充。インストール後の計測KPIについても、インストールやユーザー継続率といった一般的なものから、アプリ内課金収益やアプリ内広告収益、サブスクリプション収益、Webサイトやオフライン店舗などアプリ外のイベントまで幅広く設定できるようになっている。

Adjustで計測できる範囲
現在のAdjustのカバー領域。とりわけ、多様な広告フォーマットに対応している点に注目

アプリをビジネスのグロースに取り入れたい方におすすめです!

 アプリマーケティングを効率的に行い、質の高い顧客を増やすための各キャンペーンの効果測定と最適化をAdjustがサポートします。そのほか、ユーザーデータを保護するソリューションやアナリティクス機能、オートメーション機能も提供し、日本のスタッフがお客様の成功をきめ細かくサポートいたします。

 本記事でAdjustに興味を持たれた方、無料のデモをご覧になりたい方は、Adjustの公式サイトもしくは japan-sales@adjust.comからお問い合わせください。

オーディオ広告、テレビCMからの流入計測を実現

 では、Adjustの計測範囲の広がりについて、詳しく見ていこう。

 たとえば、一見するとアプリインストール広告と関連があまりなさそうなオーディオ広告のようなフォーマットでも、各アドネットワークやDSP/SSPと連携しているため、広告効果の計測が可能だ。「ランニング中にラジオなど音声コンテンツを聴いていて、そこに差し込まれたアプリの広告が印象に残ったので後ほどインストールしたというようなケースでも、Adjustではその広告効果を計測することができます。オーディオ広告の市場は、近年特に盛り上がりを見せている市場ですので、この領域でもぜひAdjustの活用を検討いただければと思います」(高橋氏)

 また、Fire TV Stickや Apple TVをはじめとするコネクテッドTV に流れる広告からの計測に加え、CTV Advision(CTVに特化した機能)を活用することで、より高度な分析も可能になる。この機能は、特に北米での強烈なニーズの高まりを受けて開発されたという。

 「国内でもABEMAやFOD、TVerなどが広告枠をどんどん開発しています。最近だと若年層にアプローチしたい企業様は、ABEMAでの広告施策を積極的に検討されていますので、そうした施策を考えられている企業様にとってAdjustは特に価値を発揮できると思います」(高橋氏)

adjust株式会社 Senior Account Executive 高橋将平氏
コネクテッドTVだけでなく、地上波テレビCMにおける計測も実現。これは、日本企業に向けて開発・提供されている機能である

 さらに、今年7月にはビデオリサーチと提携し、地上波テレビCMからの流入を測ることもできるようになった。アプリのオーガニックなインストールデータとビデオリサーチによるテレビCMのデータを突き合わせることで、両者の関連性を紐づけ、成果を導き出していく。放送地区や番組名、クリエイティブといった項目別に計測することも可能だ。

従来よりある「インフルエンサー施策」「QRコード施策」も進化

 続いて、別のカテゴリで見ると、インフルエンサー施策でも細かい計測ができるようになっている。計測URLの独自カスタマイズができる「ブランドリンク」という機能による計測が可能に。従来はあからさまな計測用URLを使わざるをえなかったが、このブランドリンクにより、ユーザーに不安を抱かせない導線づくりが実現する。

 また、以前から計測可能だったQRコードについてもさらに進化し、どのQRコードから流入したのかまでわかるようになった。店頭のチラシ、テレビ番組での紹介といった接触メディアはもちろん、チェーン店であればどの都道府県の何店のQRコードから来たのかといったところまで計測可能となっている。

Adjustで発行したQRコードを用いることで、アプリインストールのきっかけとなった施策を特定し、その成果を計測することが可能
Adjustで発行したQRコードを用いることで、アプリインストールのきっかけとなった施策を特定し、その成果を計測することが可能

【参考事例】『コロナ禍を経てアプリユーザーが7倍に!@cosmeが語る、店舗送客へのモバイル効果測定活用』

 コスメ・美容のプラットフォームとして、WebメディアやEC、店舗など、幅広いサービスを展開するブランド「@cosme」。各チャネルを活かすハブとしてアプリに注力する中で、Adjustを活用し効率的なアプリユーザーの獲得や店舗送客を実現した施策について、ご紹介しています。

インストール後のユーザーアクションも細かく可視化

 先述したように、アプリインストール後のKPIも幅広く設定できるように機能が拡充されている。中でもニーズの高いのが、広告収益計測だ。

 広告収益を最大化したいと考えた時、メディエーションSDKを入れ管理していくことになるが、Adjustは大手各社とは既に軒並み連携済みだ。そこから発生した収益をAdjustに取り込むことで、「どこからの流入が何件あって、そこからいくらの収益が生み出されたのか?」というところまで可視化することができる

 もうひとつ、近年ではサブスクリプションも重要な収益の柱になっている。以前は、アプリのインストールからサブスクリプションの契約開始までを計測することはできても、その後の契約更新や解約までを追いかけることはできなかった。しかし、現在は、流入元ごとのインストール数はもとよりサブスクリプションの開始から更新、収益、解約まで追いかけることができるようになっているそうだ。

サブスクリプションの契約開始時点だけでなく、その後のLTVも計測可能に
サブスクリプションの契約開始時点だけでなく、その後のLTVも計測可能に

 さらに、アプリの外でのユーザー行動もAdjustのカバー範囲に含まれる。これに関しては、別途の開発が必要になるものの、広告に接触してアプリをインストールしたユーザーが「ウェブでいくら購入をし、店舗でいくら購入をしたか?」など、アプリの外で起きるイベントも設計次第では計測可能と高橋氏は最新のマーケティング事情を紹介した。

迅速な意思決定を促す、ウィジェット豊富なダッシュボードも

 そして、Adjustは、2022年の春に「Datascape」という新しいアナリティクスレポートをリリース。豊富なウィジェットが用意されていて、ユーザーの流入元やその後のアクションが追いやすくなっている。

 たとえば、流入元レポートでは、流入元ごとに特定の指標をピックアップすることが可能。どこから流入してきたユーザーが、何件インストールし、その後何件の起動があったか、さらにそれらを日別で見るとどのような数値の動きになっているか? といったレポートを簡単に出力することができる。

Datascapeのイメージ。マルチプラットフォームに対応しており、すべてのレポートで、iOS/Android/そのほかのOSの数値をまとめて表示することができる
Datascapeのイメージ。マルチプラットフォームに対応しており、すべてのレポートで、iOS/Android/そのほかのOSの数値をまとめて表示することができる

 また、コホートレポートは日別で考えられることが多いが、週や月という長い期間で見ることもできるように。非ゲームのアプリでは、ユーザーが月に1回でも使えば価値があるというサービスも少なくない。そういった場合に、ユーザーに毎月1回でも使ってもらえるアプリになっているのか、そのようなユーザーはどこから流入したのか、どんな施策が刺さったのかというところを分析する際に見やすいレポートになっている。

Datascapeのイメージ。日・週・月ごとのコーホートレポートを出力することができ、中長期的な目線でパフォーマンスを追いかけることができる
Datascapeのイメージ。日・週・月ごとのコーホートレポートを出力することができ、中長期的な目線でパフォーマンスを追いかけることができる

 反対に1時間単位で短く区切って分析することもできる。Youtuberやテレビに取り上げられるなどして急にオーガニックからのダウンロードがはねた時に、1時間単位で動きが見られるため、数値の変化の要因をつきとめやすい。他にもクリエイティブやキーワードまで細かくドリルダウンして見ることができるので、どの広告のクリエイティブの効果が高いかというところまで分析できる。

 「Datascapeは、迷うことなく直感的に操作いただけるのではないかと思います。全社的に力を入れているプロダクトなので、今後もさらに様々な機能が追加される予定です。特に弊社は日本のマーケットに注力しているので、日本のお客様の声をフィードバックし、よりよいプロダクトに仕上げていきたいと思っています。セキュリティ基準も最高レベルになっていて金融機関にもご利用いただいているので、安心して導入いただけるのではないかと思います」(高橋氏)

Japan App Summit 2022開催!

 2022年10月27日(木)、アプリマーケティングのカンファレンスを開催します。このイベントでは、日本の最新アプリトレンド情報をはじめとする、ゲーム、非ゲーム、CTV(コネクテッドTV)のリーダーを集めて、4つのパネルセッションを行います。また、セッション後は、ネットワーキングパーティーを行いますので、ご興味のある方はぜひご登録ください。

※会場に定員がございますので、登録いただいた方の中から抽選で200名様をご招待いたします。

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この記事の著者

平田 順子(ヒラタ ジュンコ)

フリーランスのライター・編集者。大学生時代より雑誌連載をスタートし、音楽誌やカルチャー誌などで執筆。2000年に書籍『ナゴムの話』(太田出版刊)を上梓。音楽誌『FLOOR net』編集部勤務ののちWeb制作を学び、2005年よりWebデザイン・マーケティング誌『Web Designing』の編集を行う。2008年よ...

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2022/10/21 12:00 https://markezine.jp/article/detail/40142