9月30日、京王グループの感性AIは、電気通信大学の坂本真樹研究室の特許技術・知財を活用して提供するマーケティングソリューション「感性AIアナリティクス」のバージョンアップを実施する。
同ソリューションは、消費者データを学習したAIが、商品の重要な要素である「ネーミング」「キャッチコピー」「パッケージ」の感性データを瞬時に出力するイメージ分析AIツール。
あいまいな感性情報をAIにより数値化・データ化、活用することで、試行錯誤が多い新商品開発、既存商品リニューアル時のブランディング・販促業務において、より消費者の感性に働きかけやすいコミュニケーションの実現を支援する。それにより、市場調査コストを軽減し、業務効率化推進に貢献するとともに、「感性データ」の活用によるものづくりにおける感性価値創造を目指す。
今回のバージョンアップにより、性別・年代別での「好意度」の評価に加え、「共感性」、「品質感」、「インパクト」の評価結果出力が可能になったほか、SNS感性分析β版機能を追加することで消費者のリアルタイムの反応を感性面から簡易に分析できるようになった。
これにより、よりターゲットに響きやすい表現の検討・選定やブランディング・販促活動における効果測定に活用できるようになる。
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