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「こんなに簡単にできるのか」三井住友海上が取り組む、顧客の反応起点の高速サイト改善

CTAの場所を変えてページ遷移数が3倍に

稲満:今も、流入数の多い商品ページでA/Bテストを重ねていて、たとえばCTAボタンの位置などで勝ちパターンが見えてきています。自動車保険のあるページでは、資料請求フォームへの遷移がわずか1週間ほどで300%になりました。

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西尾:当社は自動車保険がメインですが、他にも相当数の商品があるので、流入数の多い自動車保険でうまくいったケースを他の事業にも横展開しています。これが今、好循環を生んでいます。流入数が少ないと、その分テスト期間を長くする必要はあるものの、根本的には変わらないので、ひとつの成功が芋づる式に連鎖している状況です。

MZ:芋づる式に、というのはいいですね。他部署の方々にも、皆さんの活動やCX向上の状況がわかりやすそうです。

目次:まさに、協力体制が築きやすくなっていると実感しています。いろいろなページで成果が数字で表れていることを、ポジティブに捉える人が多いですね。

三井住友海上火災保険株式会社<br />経営企画部 CXマーケティングチーム 課長代理 目次和章氏
三井住友海上火災保険株式会社
経営企画部 CXマーケティングチーム 課長代理 目次和章氏

目次:複数の商品でA/Bテストを元に改修を重ねる中で、中間コンバージョンとしている資料請求数は毎月前月比120%と右肩上がりに伸びており、昨年同時期比で2倍近くまで増加しています。

 過去の広告出稿などでは微増にとどまっていたので、サイト内の体験が確実に向上し、成果につながっている手応えがあります。広告出稿やコンテンツマーケティングの好影響もあると思いますが、サイト全体の流入数も伸び続けています。

西尾:テストのアイデアがあったら、とにかく試してみようとスピード感を持って実施してPDCAを回しているので、それが奏功していると思います。こんなにうまく、簡単に改善していけるのだと、正直驚いているくらいです。

Webサイトで高速PDCAを回せるように

MZ:社内で協力体制が築きやすくなったとのことですが、他にKARTE Blocksを導入後の変化はありましたか。

稲満:先ほど「顧客の反応を拠り所に」とお話しましたが、社内における意思決定の根拠が社内のメンバーではなく、顧客になったことがやはり大きな変化です。また、各部署でもサイト改善をしたいけれど手が回らなかった実態があったので、KARTE BlocksでサイトのCXを継続的に向上できる体制が整い、感謝の声をもらうことが増えました。

目次:A/Bテストを実施してPDCAを回すには、現状と理想をひも解いて、一定の仮説を立てる必要があります。なので、このページは誰に何を伝えるべきなのか、ページの目的を以前より皆がしっかり考えるようになりました。それが成果にもつながっていると思います。

MZ:スピード感だけでなく、思考も深まっているのですね。では最後に、今後の展望をお聞かせください。

稲満:短期的には引き続きPDCAを回してCXを向上することですが、中長期的には各ページを管理する部署がそれぞれKARTE Blocksを使い、さらにクイックにサイト改善に取り組めればと考えています。

目次:顧客志向でどんどん改善する活動を、当社の文化として根付かせていきたいですね。変えるぞと意気込むより、ごく自然にテストして日々良くしていく。その醍醐味を社内に広げて、CXを向上し続けたいです。

西尾:デジタルマーケティングは社内のニーズが大きく社員自身もスキルを身につけたいと考える方が多いです。そのニーズに応えるためにCXマーケティングチームでは社内のデジタル人材育成も強化しております。現在は社内180人に年単位のデジタルマーケティング研修を受けていただいています。

 今はまだ、各商品に共通する観点での改善を横展開している段階ですが、やはり各商品に最適なページのUI/UXがあると思います。それを各部署のメンバーが自分たちで考え、数字に表れるおもしろさを知ると、おのずと自走していくと思うので、期待しています。

KARTE Blocksで実現する新感覚のサイト改善&運営体験

「KARTE Blocks」は、タグを1行貼るだけでサイトのどこでも10秒で改善・ABテスト・パーソナライズ。ユーザーに合わせ、継続的にサイトの成果を向上できます。各業界のトップ企業での活用実績も豊富です。サイト運営の成果を高めたい方はぜひ。

・詳しい資料は特設ページをご確認ください
・デモであなたのWebサイトをノーコードで改善!お問い合わせ専用ページからお気軽にご相談ください。

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この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2022/11/25 10:00 https://markezine.jp/article/detail/40272

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