【方法1】CTV広告における指名検索数の計測方法
それではCTV広告の効果検証方法を二つお話します。検証方法の一つ目は、指名検索数を計測し、評価する方法です。YouTubeのサーチリフトサーベイが代表的です。
サーチリフトサーベイとは、事前に設定したキーワードに対する検索数に対し、広告接触者と非接触者で比較を行い、検索行動にどれだけつながったのかを可視化する方法です。
YouTubeでCTV広告を出稿する際には必ず設定しておくことをおすすめします(※検証できるデータ量を確保するため、メディアより設定条件が設けられております)。
他にも、どのメディアであっても対応可能な手法として、弊社では統計モデルを活用した効果検証ソリューション「Geo Analysis」を実装しています。
【方法2】ビュースルーコンバージョン数を軸にした運用PDCA
二つ目は、広告接触後のコンバージョンであるVTCVをもとに検証する方法です。
CTV広告の検証としてVTCV数を指標に運用するという考え方は、The Trade Desk社が掲げているアプローチで、比較的短期間でのユーザーアクションを軸に運用を行うため、検討期間の短い商材・サービスにマッチした手法であると思います。
家庭内のインターネットへの接続状況を基にマッピングし、VTCV数を計測しており、「CTV広告を視聴してから興味を持ち、スマートフォンでサイトを検索し商品を調べる」というユーザー行動を可視化しています。
このVTCV数のデータを、広告の接触回数、時間帯、配信エリア、テレビCMの放映データなどと重ねて分析することで、以下の3つを明らかにすることが可能です。
・最もVTCVにつながりやすい広告接触回数は何回か?
・テレビCMの放映時間及びCTV広告の配信時間ごとにVTCV数の動きに傾向はあるか?
・人口/インプレッション/VTCV数の関係から最も配信効果の高いエリアはどこか?