大日本印刷(以下、DNP)、読売新聞東京本社、ソニーグループでマーケティングテクノロジー事業を行うSMNは、広告配信サービス「Media X(メディア エックス)」の運用での協業に合意した。
今回の協業により、既に連携している読売新聞グループのデータ基盤「yomiuri ONE」とSMNのインターネット接続テレビの視聴データ「Connected TV Data Bridge(TVBridge)」に加え、DNPグループのハイブリッド型総合書店「honto」のアクセスデータを連携。
これにより、新聞・出版物(雑誌など)・テレビの3種類のマスメディアを横断したデータマーケティングの実現を図る。加えて、広告配信を通じた企業と生活者とのエンゲージメントの強化や、成果などを確認するレポーティングの精度向上を目指していく。
Media Xは、ユーザーの行動データを連携し生活者の関心が高まるタイミングに広告を配信するサービスだ。データの掛け合わせによる広告効果の向上に加えて、ユーザーの媒体への情報接触についてその内容や時点を把握できる。なお、データの連携および活用に関しては個人を特定する情報には連動させないこととし、プライバシー保護に十分に配慮して行う。
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