大日本印刷(以下、DNP)は、PwCコンサルティングとメタバース分野で協業すると発表した。両社の強みを掛け合わせ、メタバースに関するコンサルティングから構築・運用まで、自治体や企業等を一貫して支援していく。
DNPはリアルとバーチャルを融合する「XR(Extended Reality)」の技術を活用し、新しい体験価値と経済圏を創出するXRコミュニケーション事業を2021年から推進しており、既に渋谷区立宮下公園・札幌市北3条広場・秋葉原のメタバースや神田明神のCG空間を展開・運用する等、多くの実績がある。また、コンテンツ関連やデジタルアーカイブ関連の事業で培った高精細な表現技術を有している。
これらの蓄積を活かし、メタバース利用者の体験価値の最大化に向けて、「メタバースの構築・運用」「集客のためのコンテンツ企画開発」「関連する認証・セキュリティ・決済等のソリューション」等を提供する。
またPwCコンサルティングは、先端技術を活用した企業や自治体等の事業推進支援に強みがあり、メタバース活用を含めた事業化の実績を多数有している。それらの知見や、産学官やさまざまなコンソーシアムとの強いつながりを活かし、「顧客や市場の課題分析」「課題解決に向けたコンサルティング」「コンテンツやソリューションの活用・導入支援」「効果検証等メタバースの市場拡大に向けた支援」等を推進していく。
【関連記事】
・アダストリア、メタバースファッション領域へ参入 エイベックスと共同で2ブランドのアイテムをアバター化
・HIKKY、メタバースメーカー「Vket Cloud」のベータテスターが作成した20ワールドを公開
・DACが小学館のメタバースプロジェクトに参画 XR・メタバース領域のコンテンツやメディア体験の開発へ
・DAC、米国Super League Gamingと提携 メタバース領域で広告販売を開始
・電通と電通ジャパンネットワーク、 企業のメタバース活用を統合的に支援するソリューションを提供