12月21日、Zaimはオンライン家計簿サービス「Zaim」が所有する購買ビッグデータから、外食チェーンの市場動向、各チェーンの利用者数・客単価といった指標、利用者属性および行動などを可視化できる Zaimトレンドシリーズの第一弾として「Zaimトレンド for レストラン」の提供を開始した。
同ツールは、外食チェーンの経営、意思決定を支援するもの。家計簿データを元に、競合も含めた各チェーンの「客数」「客単価」「来店頻度」といった経営指標を分析・把握できるデータ分析ツール。
リアルタイムに記録される購買ビッグデータを分析し、Webサイト上で自社・他社のブランドスイッチなどを時系列で追うことが可能。さらに外食だけではなく、コンビニの惣菜やスーパーの購入といった内食、中食についても消費動向データを捕捉しているため、利用者の食行動の全般も分析ができる。
これにより、比較対象となる他社の情報は、大まかな市場動向データや生活者の聞き取り調査からのみで、最適な施策を検討・実行しづらいという、これまで外食業界が抱えている課題を解決する。
今後は、ドラッグストアやスーパーマーケットなど小売業界の市場動向を外食業界同様に分析できるサービスを順次リリースしていく予定。
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