狙った層へのリーチに加え、反響も
MZ:前段で、篠崎さんから数値化を重視されているお話もありましたが、今回の結果について定量と定性の両面で、手ごたえを教えてください。
篠崎:定量的には、満足が行く結果が得られたと思います。今回はテレビ放送+TVerでのプランでしたが、TVerは再生回数のデータが確認できるだけでなく、配信希望の番組を絞ってCMが打てますし、CM自体をしっかりユーザーに見ていただける仕組みになっています。「関ジャム」を見たい!という方々が視聴しているわけですから、想定ターゲットの純度が高く、やってみて良かったと思います。
定性的には、デジマートに出店する楽器店の方々に、当社の注力度をお伝えできたことが何よりも大きかったです。社内でも、部署横断的にテレビ×Webの知見を深められ、盛り上がりも生まれました。また、放送後に取引先から「デジマートさん、頑張っていますね!」といった温かいお声をいただいたり、CO-KさんのTwitterにお祝いコメントが入ったりと、ポジティブな輪の広がりも実感しました。
MZ:今回テレビ朝日さん、制作に協力したAbemaProductionさんと組まれてどのような印象がありましたか?
篠崎:最初から、とても信頼感がありました。最初は予算が大きくないことを懸念していましたが、当社の立場に立って考えてくださることがよくわかり、テレビとWebに精通したプロに安心して任せられると感じました。
プロジェクトのキックオフ後は週1のミーティングで制作の方々とも直接やりとりできましたし、撮影時はカメラや音声さんの対応ひとつにも質へのこだわりがあって、とても勉強になりました。動画は世にあふれていますが、プロの細やかな仕事はやはり特別だと感じます。
専念視聴率が高いTVerを加味した構成
MZ:質の部分は、テレビ局の制作の強みですね。
寺田:はい。構成や映像のクオリティに加えて、皆さんが安心して観ていただける点も重視しています。マスメディアとしての知見を活かせている点と感じています。
特に、テレビと同じ動画広告をTVerで流すにあたっての工夫も盛り込んでいます。今回は関ジャムでの放送でしたので、視聴者の方に興味を持ってもらえるようなメロディーを生かした構成にしております。認知獲得というテーマがあった中、よりサービスの印象、内容を伝えるためにナレーションを追加するという考えもあったかもしれませんが、広告が流れるコンテンツの特性と共に、専念視聴率が高いTVerでの配信ではテロップでの表現でもメッセージを理解いただけるのではないかと思い、演出を整理させていただきました。
MZ:最後に、今後の展望をお聞かせください。
篠崎:今回の出稿からは学ぶところが非常に多かったです。今回のマス広告に続いて、来期はイベントのようなリアル企画もデジタル施策と両輪で検討しています。そんな中、テレビ朝日さんには音楽イベントのメニューもあるということで、そちらもよい縁としてお話を伺えればと思っています。様々なメニューが「テレビ局」にはあるということを知ることができたのも収穫でした。
これからも引き続き、ユーザーとのコミュニケーションを模索して、楽器人口を増やしていきたいと思います。
寺田:今回、リットーミュージックさまにお問合せいただいたことで、様々なことを私たちとしても学ばせていただきました。生活を豊かにできるであろうサービスをまだまだ私たちは知らないのだな、と。そういったサービス、商品をお持ちのアドバタイザーさまのコミュニケーションを、広告というコンテンツ制作と共に、安心してご覧いただけるメディアを通じて展開させていただくことで、アドバタイザーさま、そして視聴者のみなさまにポジティブな経験をしていただけたら嬉しいです。何かございましたら、気軽にご相談いただけたらありがたいなと思っております。