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ペットボトルごみ削減と効果的なPRを両立!サーモス×アルバルク東京のスポンサー事例

削減したペットボトルごみの量は?

平地:今回の取り組みによって、ペットボトルごみをどの程度削減することができたのでしょうか。

田中:2021年~2022年シーズンは、元々1試合当たりのペットボトル平均廃棄量が約33kgだったのが、皆さまのご協力で約27kgまで減少する素晴らしい結果が得られました。

 また、この結果はアルバルク東京がリリースとして発信しています。

平地:取り組みを行って終わりではなくて、定点でペットボトルごみの量を計測して発表しているのが素晴らしいですし、ペットボトルごみの削減にもつながっていることがわかって良かったです。ちなみにごみ削減以外の成果があれば教えてください。

プラスクラス・スポーツ・インキュベーション株式会社 代表取締役 平地 大樹氏
プラスクラス・スポーツ・インキュベーション株式会社 代表取締役 平地 大樹氏

田中:アルバルク東京のファンクラブ内でアンケートを行った結果、1回以上マイボトル推進プロジェクトのキャンペーンに参加した方の7割以上が、マイボトルの習慣化につながったと答えています。また、ファンとして応援しているクラブがごみ削減に率先して取り組んでいることが誇らしいという声もいただいています。

 また、ホームゲームでは毎試合ブースを出しているので、ファンクラブ内の認知度も80%を超えています。

平地:マイボトルを持ってくることでインセンティブがもらえる取り組みにしたことで、SDGsについて知るだけでなく、一緒に取り組める座組だからこの結果が生まれたのだろうと思います。また、それが習慣化していること、SNSにUGCとして投稿されることでいろんな方に周知できることが素晴らしいですね。

田中:抽選に参加できるのは先着100名としているのですが、それでも毎試合100投稿あればかなりの数のUGCが生まれます。

平地:抽選で何かしら賞品が当たれば別で投稿すると思うので、サーモスとの取り組みはより広がっていきますよね。

プレゼント景品の一つである、アルバルク選手モデルの紙ファイル
プレゼント景品の一つである、アルバルク選手モデルの紙ファイル

社内の説得材料になるくらい好事例

平地:サーモス側では今回の取り組みをどのように評価していますか。

簑島:ブースでのキャンペーンを通じてSNSでの会話量は確実に増えていますし、会場内でCMも放映していただいているので、確実に露出につながっています。また、ペットボトルごみの削減量を見える化していただいているので、取り組みによって成果が得られていることが訴求できるのはありがたいです。

 ここまで進んだ取り組みは他ではできていません。この事例を一つのベンチマークとし、他のスポンサーシップにも同様の取組が広げられればと考えています。

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SDGs×スポンサーで大切なこと

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2023/04/13 08:30 https://markezine.jp/article/detail/41846

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