ヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)はトレジャーデータと連携し、データクリーンルーム「Yahoo! Data Xross(ヤフー・データ・クロス)」の提供を開始した。
同サービスは、トレジャーデータの顧客データ活用サービス「Treasure Data CDP」内に格納されたデジタル広告や・メール配信・アプリプッシュ通知の履歴などの企業の顧客データを、Yahoo! JAPANが保有する購買意向・興味関心などのデータを用いて分析できる。
特徴として、プライバシー保護を重視した環境かつクッキーレスに対応したデータ活用が行える。企業は顧客IDをベースとした統計的な顧客インサイトの抽出や、広告効果の計測が可能だ。分析結果は統計データとして扱われるため、個人を特定することなく閲覧できる。
また同サービスでは企業の「Treasure Data CDP」環境下で、Yahoo! JAPANの保有するデータを使った分析・検証を企業の担当者自身で行うことができる。
さらに企業の顧客データと「Yahoo! Data Xross」のデータの両方を活用できるため、事業に直結したマーケティング手法での広告配信・計測・分析が可能となる。加えて見込み顧客層の統計データを活用することで、自社が保持する顧客データの拡大を図ることができる。
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