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mobidec2006セッションレポート

Googleが考えるモバイル検索市場の可能性


モバイルは生活に浸透している

 続いて徳生氏はコンテンツの提供サイドに視点を移し、成長を加速する日本のモバイル市場について次のように語った。

 「日本のモバイル市場にはいろいろな要素があります。コンテンツの多様化、ユーザーの熟知度の向上、サイト数の拡大、通信技術の進歩、そしてMコマースの本格的な台頭。これらが相互に作用することで、マーケットが世界に類を見ない勢いで発達している。おかげで、モバイルインターネットにふさわしい成熟したエコシステムが確立しており、こうした流れを受けて、検索のニーズはさらに高まっていくと考えられます」

高まる検索ニーズ

 また、TVドラマの終了直後に主題歌の着うた無料プレゼントを行ったところ、22:51から数分間にアクセスが集中した事例、CMが流れた瞬間に検索が集中した事例などを示し、「ひと昔前では考えられなかったほど、モバイルが人々の生活に浸透している」と強調。多くの事例を通じて、オフラインで出された情報をオンラインですぐに見ることができる、常に手の届くところにあるため検索のアクションを起こしやすいなど、携帯電話の優位性は実証済みであるとした。こうした検索ニーズの高まりや、携帯電話ならではの使い勝手のよさは、コンテンツの提供サイドにとっても追い風となる。またそこに、Googleの企業価値が生まれるのである。

テレビをみてから携帯へ

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この記事の著者

ironim 佐々木みのり(ササキミノリ)

IT業界をメインに活動するフリーランスライター。とりわけコンピューターが好きなわけでも得意なわけでもなく、IT業界にこだわる理由はない。某電機メーカーでのSE経験を経て、IT業界に強いとされる某出版社に飛び込んだという経歴があり、 どうも「言っていることがわかる」のが大きいらしい。早い!うまい!をモットーにお仕事展...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2006/12/11 19:57 https://markezine.jp/article/detail/422

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