6月1日、MaaS Tech Japanは、MaaSプラットフォーム「SeeMaaS(シーマース)」にて、交通手段に関わらず、人の移動と時間を示す人流データの連携機能を新しく提供開始したことを発表した。
SeeMaaSは、異なる事業者・異なるモビリティ間の移動実績データを統合・連携できるプラットフォーム。複数の交通機関における利用者数を、時間・曜日別、路線別、利用者別、乗降場所別などの視点でグラフや地図上で可視化する。
加えて、時間別×区間別で利用者数・運行便数を集計し、1便当たりの平均利用者数を地図上に表示することで、区間・時間帯別の利用者数を確認でき、需要に合わせた運行形態や運行スケジュールを検討できる。
今回、これまでの移動実績データに人流データを組み合わせた分析が可能な機能を実装。人流と交通の利用実績をモニタリングし、全体傾向の把握や実際の移動状況に対する交通移動実績の割合を可視化できるようになった。
また、人流と交通の利用率の元になる、人流の流出・流入データと交通の移動実績データ(乗車・降車)を、乗降場所および時間帯別に可視化。需要が低い時間帯・場所などを特定することで、課題の把握が可能になる。
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