ソフトバンクの子会社で、位置情報を活用したビッグデータ事業を手がけるAgoop(アグープ)は、クラウドデータプラットフォーム「Snowflake」を提供するスノーフレイクの「Snowflakeマーケットプレイス」と連携を開始した。
Agoopは、人々の移動・滞在の把握が可能な流動人口データを保有し、これらのビッグデータを活用することで課題解決や戦略実現を支援するインテリジェンス・プロバイダー。
今回の連携により、「Snowflake」ユーザーは(許諾取得済みの) スマホアプリから取得した位置情報を秘匿化・統計加工したビッグデータの使用が可能になる。エリアごとの時間経過による来訪・滞在人口の推移や、移動人口などの人に関する位置情報データを高精細に把握できる。
さらに、周辺状況や通行量の把握により出店戦略の高度化や、顧客・競合分析による需要予測、観光施策・イベント企画による観光客流出入や来客者属性分析の効果測定など様々な用途での活用が可能になる。また、コロナ禍前後の人流の変化や、属性・ペルソナデータの活用で、属性がどう変化したのか、より高度な分析が期待される。
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