D2C支援事業およびECプラットフォーム「ecforce(イーシー・フォース)」を提供するSUPER STUDIOは、自社ECサイトの運営に携わる企業の担当者を対象に、「EC/D2C事業者のマーケティング活動における実態調査」を実施した。
6割以上のEC/D2C事業者がデジタル広告に関して高騰を実感
まず、デジタル広告におけるインプレッション単価(CPM)が高騰しているかを尋ねた。すると、67%が高騰している(「高騰していると感じる「やや高騰していると感じる」の合計」)と回答。
新規顧客獲得単価(CPA)に関しても、66.5%が高騰している(「高騰していると感じる「やや高騰していると感じる」の合計」)と答えた。
運営における課題は「売り上げ」や「広告予算の獲得」
次に、EC/D2C事業の運営における課題を調査した。その結果、「売り上げ(41.5%)」が最多に。次いで「広告予算の獲得(36.5%)」「新規顧客獲得(34.6%)」が続いた。
デジタル広告における月予算について質問すると、全体では「300~500万円未満」が最も多い結果となった。また従業員数に比例して、月の広告予算も大きくなる傾向が見られた。
出稿媒体は「SNS広告・LINE広告」が4割超えで最多
続いてデジタル広告の出稿媒体を調査すると、全体では「SNS広告・LINE広告」が41.5%と最多だった。フード/ドリンク業界は「自社メディア・自社SNS(38.7%)」が他業種に比べ高くなった。
最後に、EC事業の効果分析において尋ねると、黒字化できているEC事業者は約7割が「十分にできている」「ある程度できている」と回答。一方で黒字化できていない事業者は、約6割が「あまりできていない」「まったくできていない」と答えた。
黒字化できていない事業者の効果分析が不十分な理由としては、「社内にデータアナリストがいない(28.9%)」が最も多く、次いで「分析ツールを使っていない(25.6%)」が挙げられた。
【調査概要】
調査期間:2023年4月13日(木)~4月17日(月)
調査対象:自社ECサイト運営に携わる企業の担当者509人
調査方法:インターネット調査
アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ
調査企画:SUPER STUDIO
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