7月13日、大日本印刷は、ロールプレイング型のメタバース構築サービスの提供を開始した。
同サービスは、安全・安心に楽しめるバーチャル空間を構築するXRロケーションシステム「PARALLEL SITE(パラレルサイト)」の機能を拡充したもの。多様なテーマについて楽しみながら理解・共感を深めるゲーミフィケーションの要素を盛り込んでおり、複数の参加者がコミュニケーションをしながらシナリオにある課題解決やイベント参加などを行う。
具体的には「チュートリアル(操作方法)」「シナリオ体験」「フィードバック(体験結果に対する評価・解説)」のテンプレートで構成されており、様々なシナリオでロールプレイング型のメタバースを提供する。
シナリオ体験は、それぞれの役割に割り当てられた参加者が、課題やイベントをその役になりきって解決・達成していくもの。各参加者は、ボイスチャット機能を活用して互いにコミュニケーションを取りながら、協力してシナリオを進めていく。
フィードバックでは、各参加者が達成状況に応じて評価される。参加者は個々の内容を振り返り、自身の課題発見や成長につなげることができる。なお、メタバース内で繰り返し学ぶことができるため、複数の役割を体験することも可能。
今後、同社は企業の研修やワークショップ、自治体などの防災教育などの用途で企業・自治体等の学習・研修・イベントなどに提供。関連サービスを含め、2028年度までに累計20億円の売上を目指す。
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