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AI時代の顧客体験をどう構築するか――新たなステージに突入したZoomが示す未来

CRMとの連携も!AI基盤のプラットフォーム「Zoom IQ」とは

 技術セッションでは、サービス開発者らによるZoomの最新テクノロジーを紹介。AI基盤のプラットフォーム「Zoom IQ」について、ZVC JAPAN 技術営業部 ソリューションズエンジニア 面谷修平氏から詳しい説明がなされた。

 同プラットフォームは、2022年の4月から商談のレコーディングデータを文字起こし・分析するサービス「IQ for Sales」を皮切りに、北米を中心にローンチしている。

ZVC JAPAN 技術営業部 ソリューションズエンジニア 面谷修平氏
ZVC JAPAN株式会社 技術営業部 ソリューションズエンジニア 面谷修平氏

 「IQ for Sales が話題の切り替わりのタイミングにチャプターを設定して、チャプターごとの議事録を作成してくれるため、関係者間のキャッチアップの効率化につながります。参加者の話していた割合やスピードなどの統計情報も提供できるのがポイントです。現在はベータ版のご利用が可能となっており、日本語の精度をより向上させて正式にリリースをさせていただく予定ですのでぜひご期待ください」(面谷氏)

 またCRMと連携し、IQ for Salesが作った議事録をCRM上で確認することも可能だ。営業のリーダーは、複数の担当者によるデータをレポートとして横断的に確認することができる。

 今後は、通常のZoom MeetingsやZoom Team Chat、Eメール、ホワイトボードといった様々なサービス内で利用可能な Zoom IQ の機能をリリースしていく予定だ。「Zoom IQがグループチャットの概要を説明する機能やカレンダーサービスと連携し、チームメンバーの最適なスケジュール提案など、様々なコラボレーションを行っていく予定である」と面谷氏。日本でも英語版のトライアルは開始しており、本格導入が待たれる。

オンラインイベントも1プラットフォームで実現

 最後にZVC JAPAN 技術営業部の安田氏が、オンラインイベントを管理する方法について、「Zoom Events」の特徴も交えて解説した。

 「オンラインイベントを管理する方法として、複数のプラットフォームを調整することは簡単ではありません。Zoom Eventsでは、準備の簡易化からイベントクオリティの向上、そしてイベント後のコミュニケーション、効果測定までを1つのプラットフォームで提供。そのため、運用の手間を大幅に省ける点が特徴です」(安田氏)

ZVC JAPAN株式会社 技術営業部 シニアソリューションズエンジニア 安田真人氏
ZVC JAPAN 技術営業部 シニアソリューションズエンジニア 安田真人氏

 たとえば「カンファレンス ロビー機能」では、参加者がリアル同様にイベント前やイベント中にコミュニケーションがとれる場を提供している。また「セッション チャット機能」は、セッションの前後や最中に参加者がチャットでトピックに関してやり取りすることが可能だ。他にも、ワンクリックでステージ画面と楽屋画面を移動できる「バックステージ機能」や、事前録画の配信設定といった人的リソースをコントロールできる機能も利用できる。

 ステークホルダーとのコミュニケーション方法が多様化した今、AIの活用はより良質で精度の高いコミュニケーションの実現に必要不可欠となるだろう。Zoomのもつ新たなテクノロジーとともに、次世代のCXおよびEXを考えていくべき時だといえる。

「Zoom Experinece Day Summer」のアーカイブ配信はこちら

本記事で紹介したキーノート・Zoom最新プロダクトセッションの動画を公開!
Zoomを活用し、さらなるCX・EX向上のヒントを知りたい方はぜひご覧ください。

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この記事の著者

釘﨑 彩子(クギサキ アヤコ)

 2019年からマーケティング・広告の専門出版社で編集者として勤務。広報・PR分野を中心に編集業務にあたる。2022年よりフリーランスのライターに。媒体問わず、マーケティング、広報、経営者インタビューなど、ビジネス領域を中心に幅広く執筆。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:ZVC JAPAN株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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2023/08/04 10:00 https://markezine.jp/article/detail/42865

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