電通は全国の20~60代の男女1万人を対象に、健康に関する調査を実施。なお、同調査は2007年から毎年実施され、今回で17回目となる。
ウェルビーイングの認知度は約25%に
「ウェルビーイング(※1)とその意味を知っているか」と質問したところ、「内容まで理解している」「見聞きしたことがある程度(内容はわからない)」と回答した人の合計割合は25.4%に。なお、2022年調査の20.8%から4.6ポイント増加した。
※1 精神的・身体的・社会的に健康で幸福であること
また、自身の幸せ度を100点満点で採点してもらった。その結果を年代別で見ると、点数(平均)は、男女ともに60代が最も高かった。
健康意識は2021年をピークに減少傾向
「健康を常に意識した生活を送っているか」と尋ねたところ、常に意識していると回答した人(※2)は33.9%だった。なお、コロナ禍の2021年(37.1%)をピークに減少し続けている。
※2 「健康を常に意識した生活を送っているか」との質問に、「非常にあてはまる」「ややあてはまる」と回答した人の合計割合
健康にかける支出、過去5年間で最少に
健康にかける月々の支出を質問。その結果、「健康のための商品(サプリメントや健康食品など)」にかけている金額は1,331円に、「健康のためのサービス(フィットネスやマッサージなど)」にかけている金額は896円だった。なお、商品・サービスともに過去5年間で最も少額になった。
【調査概要】
サンプル:全国の20~60代の男女1万人 ※性年代、地域構成比を人口構成比に合わせて回収
手法:インターネット調査
期間:2023年6月9日(金)~6月12日(月)
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