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データは、ビジネスの燃料になるべきだ──Salesforceが切り拓く世界とは


データは、ビジネスの燃料になるべきだ

──Salesforceの製品を活用して一番成功している会社は、まさに貴社だと思いますが、活用のポイントを伺えますか。

ハモンド:様々な理由がありますが、最も重要な理由は、セキュリティの点をはじめMarketing Cloud全体を信頼して使用できている点です。弊社のサービスは顧客情報を中心にマーケティングシステムが構築されています。だからこそ全てのデータを統合することで顧客をしっかりと把握し、施策の価値を最大限引き出せるようになるのです。

 一つ、私の好きな言葉を紹介させてください。それは「データはシステムに入れるだけでなく、ビジネスの燃料になるべきだ」ということです。これは非常に重要な点です。燃料に投資をすることによって、パーソナライズだけでなく、リアルタイムでの判断や、顧客体験の改善にもつながっています。これが成功の要因です。

 Marketing Cloudは、様々なデータを組み合わせることによって、大規模なパーソナライズの体験を提供することにもつながっています。このように各企業に合わせた組み合わせで、全てを活用していくことが重要です。逆にうまくいっていない企業は、各システムやデータを別々に管理して活用していることが多いですね。データが統合されることで、全体がうまくワークしたのだと思います。

──基盤であるHyperforceで、Data CloudとMarketing Cloud Engagementを活用できるようになる上、生成AIを活用して強化していくとのことですが、日本のマーケターには、どのように活用してほしいですか。

ハモンド:7月に行ったHyperforce上でData CloudとMarketing Cloud Engagementの国内提供を開始が2024年に国内で利用可能になるという発表ですが、非常に重要な意義を持っています。というのは、日本国内にデータ保存し、テクノロジーを活用いただけることにあります。たとえば金融など、様々な規制が多い業態でも、セキュリティのことを心配せず、コンプライアンス、拡張性、可用性、俊敏性といった利点を享受しながら信頼して活用できるようになりました。

 さらに、CRMにおいて生成AIを活用することでリアルタイムのカスタマーエンゲージメントを強化し、よりパーソナライズされた価値ある顧客体験を提供することが可能となりました。既にAI機能もお客様に提供していますので、業務の中に自然に、かつ信頼できる形で、活用いただけます。

 日本の皆さんは質の高いものを求められていますし、新しい技術への関心が高いです。ぜひ活用いただけたらと思います。

──最後に、日本企業に期待することを教えてください。

ハモンド:日本の企業の方々と一緒にビジネスをさせていただけること、強い関係を持てることをうれしく思います。日本の企業の方々と色々と話をさせていただくと、私どもに多くのオーダーをいただき、製品を前進させてくれるので、私はいつも会話を楽しんでいます。

 私たちはこれからスピード感をもって前進し、革新を続けていく予定です。また我々のお客様企業が、そのテクノロジーを効果的に活用することで、顧客とのつながりを深化させることができると信じています。

 皆さんにお願いしたいのは、Salesforceのテクノロジーを使って、我々と一緒にイノベーションを起こしてほしいということです。弊社としても、今後もマーケターが新しい体験を創造し、ビジネスを変革するために使えるツールを開発していきます。

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この記事の著者

齋藤 ゆう(編集部)(サイトウ ユウ)

大学卒業後、広告代理店に入社しマーケターに。その後、事業会社に転職。金融・美容分野のマーケティング・企画・運営・セールスに携わる。2020年、翔泳社に入社しMarkeZine編集部に所属。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2023/09/29 11:27 https://markezine.jp/article/detail/43397

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