SMNは、2023年8月度の全国地上波25局、BS放送6局において放送されたテレビCMの放送回数を調査した。
全国1位はソフトバンクの「Y!mobile」に
2023年8月度のCM放送回数を商品別ランキングにして発表。その結果、1位はソフトバンクの「Y!mobile」に。2位はウーバージャパンの「ウーバーイーツ」、3位はラクスの「楽楽精算」だった。
SMNによると、8月中に発売された商品や実施されたキャンペーンのCMが多数ランクインした。一例として、4位のRIZAP「chocoZAP」がある。chocoZAPでは、入会金・事務手数料が0円になるキャンペーンを8月15日まで実施。そのため、8月前半に大量の出稿が見られたという。
また、6位のバンダイ「ONE PIECEカードゲーム」では、8月26日に発売された「新時代の主役」を訴求するCMが放映された。同CMには俳優の小栗旬が起用され、かつアニメタイアップ商品のCMはアニメ本編の中で放送されることが多い中、このCMは時間帯・放送局を問わず放送されるなど、大人にも訴求するものとなっていた。
ウーバーイーツ、ONE PIECEカードゲームは各地域でも大量出稿
東京、大阪、名古屋のエリア別ランキングを見ると、東京・大阪ではソフトバンクの「Y!mobile」が1位だった一方、名古屋ではユー・エス・ジェイの「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」がTopに。
商品別ランキング(全国)で1位のソフトバンク「Y!mobile」と、2位のウーバージャパン「ウーバーイーツ」、6位のバンダイ「ONE PIECEカードゲーム」は、東京・大阪・名古屋でも同様にランクインした。
SMNは、エリア別ランキングの特徴として、商品別ランキング(全国)と同じ商品のCMが目立つ中、大阪8位・名古屋4位のはなまる「ソコカラ」や名古屋10位のシーシーアイの企業CMなど、地域に根差した企業のCMもランクインしていた点を挙げている。
【調査概要】
期間:2023月8月1日(火)~31日(木)
対象:番組宣伝を除いた全国地上波25局、BS放送6局のテレビCM
方法:動画認識エンジンを活用したテレビCM自動認識システムにて取得した放送履歴情報を基に調査
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