共通ポイントサービス「Ponta（ポンタ）」を運営するロイヤリティ マーケティングは、「この秋の消費と物価意識に関する調査」の結果を公開。同調査は、TOKYO FM「馬渕・渡辺の♯ビジトピ」との共同調査として実施したものだ。

秋以降、出費を増やしたい項目は「特になし」が57％

　まず、生活者が2023年の秋以降で出費を増やしたい項目について調査。すると「特になし」が全体で半数を超え、40代以上では約6割を占めた。

　具体的な項目の中で最も高かった「旅行」は、全体で15％となった。20代と60代では20％を超えており、他の年代と比較して意向が高いことが伺えた。

　次に今後も物価上昇が続く場合、生活においてどのような変更を考えているか聴取した。全体では「家計の見直しや節約を強化する」が47％でトップに。次いで「生活の質を下げる（例：外食を控える）」が32％で2位だった。

　また20代・30代は約3割が「投資や資産運用を増やす」と回答。さらに20代は「転職・副業を考える（25％）」が他の年代と比較して高かった。

自身の経済状況への評価、「悪い」が46％に

　続いて自身の現在の経済状況への評価を尋ねると、「やや悪い」が25％、「とても悪い」が21％だった。合計すると「経済状況が悪い」と感じている割合は46％となり、「普通（43％）」を上回った。

　最後に、2022年以降で「値上げ」に対する考えが変わったかを調査。その結果、「変わった」と答えた人は60％に。

　自由回答をテキストマイニングしたところ、年代問わず「仕方ない」「不安」という意見が目立った。

　たとえば「値上げは仕方ないと思うが、給料が少ないので生活が成り立たなくなってきている（30代男性）」「あらゆるものが値上がりしていて、今後は何かをあきらめたり、妥協したり、生活を改めなければやっていけないと不安を感じている（50代女性）」「値上げが続く傾向を免れないとして、節約の工夫を積極的にするようになった（60代女性）」といった声が上がった。

【調査概要】
調査方法：インターネット調査
調査期間：2023年9月1日（金）～9月4日（月）
調査対象：国内在住10～60代の男女の「Pontaリサーチ」会員
有効回答数：1,200名※性年代別に各100サンプル

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