ニュース閲覧ターゲティングの魅力とは?
MZ:LINEヤフーから提案を受けてニュース閲覧ターゲティングの導入に至ったとのことですが、どこに魅力を感じたのでしょうか。
月成:Yahoo!ニュースの閲覧データに人材に関連したものが多くあったのはとても魅力的でした。潜在層向けの施策でありながら、目標CPAともそこまで乖離せずに配信できるのではという期待が持てました。
MZ:では、どのようにニュース閲覧ターゲティングを活用したのか教えてください。
月成:まず、LINEヤフーの担当者の方に協力いただき、リーチできるユニークユーザー数の多いニューステーマを調べていただきました。すると、「転職」「ホワイト企業」「求人倍率」などに関するテーマのニュースを読んでいるユーザーが多いことがわかったので、それらのテーマを中心にターゲティング配信を行いました。
加えて、Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)経由で「ミドルの転職」の会員登録につながったユーザーが閲覧していたニューステーマの分析を行いました。これにより、キャリアアップに関連したテーマもターゲットの含有率が高いとわかったので、関連テーマでの広告配信を行いました。
従来の広告より高いCVRを記録、目標CPAもクリア
MZ:ニュース閲覧ターゲティングの活用に際し、工夫した点を教えてください
月成:デモグラフィックターゲティングを併用したこと、既存の配信で効果が出ていたクリエイティブを使用したことです。Yahoo!広告で潜在層向けの施策を行うのは初めてだったので、どのようなクリエイティブが潜在層に効果的なのかは未知数でした。そのため、既存の配信からの変更はあえてしませんでした。
また、既存の配信方法にニュース閲覧ターゲティングを加えることで、どれだけ効果が改善するのかを検証する狙いもありました。
MZ:ニュース閲覧ターゲティングを活用したことで得られた成果について教えてください。
月成:これまでのデモグラフィックターゲティングの広告配信も並行して行っていたのですが、それよりも高いクリック率が得られました。また、CVRに関しても従来の配信と比べ改善が見られた上に、目標CPAに近い数字となっていました。
通常、潜在層への配信を行うとCPAが高騰してしまいがちで、他のプラットフォームの潜在層向け施策では目標CPAをはるかに上回ってしまうこともありました。ニュース閲覧ターゲティングは、ミドル世代の転職潜在層へ適切にリーチしたことで、潜在層向けの施策でありながら、目標CPAで獲得できたのだと考えています。