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1,100万の会員情報を活かし切るデータマネジメント。アルペンが目指す1to1コミュニケーションとは

24時間かかっていた工数が10秒に短縮

──KARTE Messageを導入した成果はいかがですか。

岡:配信に要する作業時間が劇的に減りました。以前は24時間以上かかることもあったセグメント作成の時間が10秒程度になり、配信終了までに数時間かかっていたものが半分の時間に短縮されました。おかげで、その商品が実際に使われる場面やシーン、タイミングを想像し、そこから逆算して配信時間や内容を吟味できるようになりました。

 KARTE Messageでは、配信のセグメントも一度つくった条件をドラッグ&ドロップで組み合わせられます。たとえば各都道府県のセグメントをつくっておけば、東京と千葉の会員様に情報を配信する際、その2つを数秒で設定できます。そうした工数が大幅に削減されました。

マスターリストから過去に作成した条件でフィルターをかけ、リストの絞り込みを設定する際の操作イメージ

──施策の面ではいかがですか。

岡:KARTE Messageで「1ヵ月で2回以上同じ配信をしない」という制御機能をつけていただいた点がよかったです。連続で同じような内容が届くと不快に感じてしまうお客様もいらっしゃると思いますので、体験の質が下がり受信停止をされてしまう可能性もあります。そうなると何も情報が届けられなくなってしまいますので。

──KARTE Messageの導入によってチーム内の会話に変化はありましたか。

岡:企画を手がけるプランニングのチームなどから「もしかしてこんなことできる?」と相談を受けることが増えました。

 以前のツールではセグメント作成だけでも膨大な時間がかかっていたほか、レポートの生成も料金が発生していたので「できない」と答えざるを得なかったので、大きな変化ですね。今はクエリ数課金なので気軽に調べられるようになりました。プランニングのチームはお客様の立場で施策を考えるのが得意なので企画の幅も広がっています。たとえば「メールを配信した人のうちまだ買っていない人」などもセグメントできるようになりました。

ECサイトやオフラインとも連携し、OMOにもチャレンジ

──今後の展望をお聞かせください。

岡:メール配信では、セグメントの切り口を変えて会員様と深いコミュニケーションを重ねられるように活用していきたいと思います。また、以前からECサイトで使っているKARTEとKARTE Messageを連携させ、サイト内外でシームレスな体験を実現したいです。

 また、オフラインでのデータを活用した配信やOMOにもチャレンジしたいと考えています。

竹内:KARTE Messageでの施策は、ECサイト内の施策ともシームレスにつながっていることが理想です。今後はECサイトでの行動データと掛け合わせてパーソナライズやタイミングの最適化を図るなど、相互にシナジーを起こすようなご支援もできればと考えています。

岡:KARTE Messageを導入したことでできることが増え、「ほかにもこんなことができるかもしれない」と活用のイメージが広がってきました。この半年間でプレイドさんに色々なアップデートをしていただきましたが、今後どんなことが一緒にできるのか、楽しみにしています。

KARTE Messageで1to1コミュニケーションを実現

CXの向上・業務プロセスの効率化を実現する「KARTE Message」の5つの特徴をご紹介します。詳しくはKARTEのサイトからご確認ください。

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この記事の著者

平田 順子(ヒラタ ジュンコ)

フリーランスのライター・編集者。大学生時代より雑誌連載をスタートし、音楽誌やカルチャー誌などで執筆。2000年に書籍『ナゴムの話』(太田出版刊)を上梓。音楽誌『FLOOR net』編集部勤務ののちWeb制作を学び、2005年よりWebデザイン・マーケティング誌『Web Designing』の編集を行う。2008年よ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社プレイド

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2023/12/18 11:30 https://markezine.jp/article/detail/44149

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